あやめの記憶 〜脇の下〜_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

ホームページ 戻る 

あやめの記憶 〜脇の下〜

16-05-29 03:17

気付けば利恵は、既に施術し終わってる両脚を、
そのつま先から再度施術され始められていた。

しかし、先のそれとは明らかに異なるソフトなタッチは、
撫でるように、足の甲、裏、ふくらはぎと、
次第に、ゆっくりと、躰の中心へと向かってくる。

外腿を撫でられ終わると、両脚の内腿を、
膝の辺りから掌全体で入念に撫でられ始める。

何かに誘われるが如く、円を描きながら、
その中心へと、少しずつゆっくりと…

(あぁ…来る…来て…)

利恵の胸は高まり、その手の動きを誘うように、
自然と白腿が開いてしまう。

次の瞬間、内腿の付け根に理人の指が触れた。

「んっ…」

ソフトな、それでいて執拗な触撫が幾度となくあやめの花弁に擦り、
溢れる濃蜜は、もはや止めどない。

雌しべへの受粉も秒読みかと思いきや、
何故か蜜蜂はその場をさり、こんどは両手の指先を撫で始める。

利恵の深いため息もつかの間に、今度は理人の両手10本の指先が、
利恵の指先に重なり、ゆっくりと、指の間に滑落する。
そしてまた指先に戻る繊細な動きを何度も繰り返す。

(あぁ…こんな所も感じる…)

そして、利恵の掌を伝い、内腕、二の腕の内側と、
マッサージ用の一枚着の袖をめくり上げ、
理人の指がゆっくり滑ってくる。

(凄い…あっ…脇の下は…だめ…)

恥じらいたい事情がある。
骨抜きにされつつある躰の力を何とか振り絞り、
脇を締めて抵抗する。

「泣かぬなら 鳴かせてみよう ホトトギス」

「えっ?今何か言いまし…あっ!」

突然、利恵の全身に電流のような衝撃が走る。

(ハッ…何それ?!だめ…やばい…)


コメント
お名前:
気持ち:

コード:

お知らせ

なし

小説を検索