蝶 6_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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蝶 6

16-06-17 03:37

「はあん、ダメェ~、そこは弱いの~、
ああ~ん、イヤ~ん、ああ~、気持ちイイ」
(本当憎らしい。けど、これよ、これなのよ。
ずっと私が待ち焦がれていたのは。ごめんなさ
い、雄介。婚約者がいると知ってて私を虜にさ
せるなんて・・・)
「・・・本当、悪い子」
「ええ?」
一瞬惚けた様子の年下のテクニシャンは、年齢
以上に妖艶な眼差しを再び敦子に向けると、誰
よりも知っている敦子のウィークポイントを魔
法のような指と舌で丹念に責め繰り返した。
男の大雑把で拙速な愛撫ではない、心憎いほど
の焦らしとツボを押さえた丁寧な愛撫に、今夜
も又はしたない姿を曝け出し狂おしいまでに乱
されてしまうのだろうと、期待半分、不安半分
で敦子は下唇を噛み締めた。
嘗てこの指と舌に屈服し、身も心も蕩けるよう
な快楽を教えられたあの一夜の記憶が蘇ってく
るようだ。
「ああ~ん、どうしてそんなに上手いのよ~、
そんな風にされたら、また私・・・あああ~」
「相変わらず素晴らしい感度ね。もしかして
もうアソコはベチョベチョ?」
乳房に舌を這わせ、脇腹を爪を立てるようにし
て撫で上げる夏菜が妖しく微笑んだ。
「ハア、そんな、イジメないで、あっ」
自分でも恥ずかしいくらい濡れているのがわか
る。
だが、まだ肝心の部分には一度も触れられてい
なかった。
爪先まで至る全身への愛撫で、敏感過ぎる体に
なっていた敦子は、痛い程疼くあの部分への刺
激が欲しくて切なすぎる思いを訴える。
「ああっ、お願いっ!意地悪しないで。ああ~
ダメェ~、わかってるくせに。切ないの~」
早く触ってほしい、早くその柔らかな舌で舐め
回してほしい、溢れるイヤらしい液を吸い尽く
すほどキスしてほしい、と腰を捩る。
だが敦子のそんな願いをわざとはぐらかすかの
ように、夏菜は徐に体を起こしたかと思うと、
敦子の顔の上に中腰で跨がるのだった。
「舐めて」


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