宝石の雫_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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宝石の雫

16-07-02 03:19

これまではどちらかと言うと地味で目立たなかった人妻の畑野美保(28)は某老舗百貨店の宝飾品売り場の販売員でした。それが売り場の売り上げも上がり仕事も評価される様になると上司の木島将太から売り場の代表として社内報の話も来て、花盛りが来たと言うのか乗りに乗って私は有頂天になっていました。

今思えば良く言えば回りから御輿に担ぎ上げられたと言うのか悪く言えば一人職場で浮き上がっていたと言うのか?当時は気付きませんでしたが欲望の渦に巻き込まれ踊らされていたんだと思います。

その始まりが社内報だったと思います。出社した木島部長が私の席に来て「もう畑野さん個人じゃないからね売り場の顔だよ。しっかり頑張って…その内、畑野さんに売り場を任せようと話を進めてるんだよ」と私の肩を揉みました。

私は「は、はい頑張ります」(嫌だ!!何か責任重大でプレッシャー…ですが期待される事は気分の悪い事ではありません)そんな社内報ではメイクさんやスタイリストさんも付いて用意された胸元の空いた白いワンピースに商品のピアスやジュエリーを付け露出した服で写真を撮って笑顔でインタビューに応えていました。

「はい、はい、お勧めした商品がお客様に気に入られお喜び頂いた時の心地よい感覚は何物にも代えがたい特別な感覚がわいてきます……この仕事をやってて良かったと思う瞬間です」と得意気な顔で話していたんです。そうまるでスポットライトを浴びた女優の様に地味な人妻が光を浴び売り場の広告塔に変わった瞬間です。

知らず知らずに気付かぬ間に「貴方ごめんなさい……誰にも秘密はあるものよ……」見られる事に意識しだすと社員価格で買えるとは言えもう今までの様な安い服やバッグ宝飾品は持てなくなりました。品物の価格を言っても旦那にはわからない。まっして仕事などわかる筈がない……私は特別なのです。

いえ、旦那は私の仕事には関心が無いんです。私の売り場に買いに来るお客様は差し上げる相手の方がいらしゃるお客様なので旦那は安心しきっていたんです。

家では普段通りで何も変わらなかった。ですが一度従業員口を通り過ぎれば……そこは華やかな女の花園、裏では熾烈な戦場と化す職場なんです。言葉一つでもお客様に「出来ません」とは言えません。「申し訳ございません承れません」「お受け出来ません」と上品な言葉で振る舞わなければいけません。

売り場では清楚に御淑やかにしている私。社内報以来、装飾品や化粧も明るい口紅になり売り場での評判も上々でした。ですがとても他人には言えない事があるんです。私が任された仕事は売り場奥の会員様専用サロンです。このサロンは盗難防止や個人情報の観点から商談の間サロンのドアはロックされ何人も入れないお客様と私だけになる空間です。

お客様は他の女性が対応出来ない大きな企業のお偉いさんだったり私とは住む世界が違う方々ばかりです。一つが数百万や値段を気にされないお客様もいらしゃったりもするので最初は手が震えました。なので買って貰う為にお客様によってはお客様の我が儘や言えない様な過剰なサービスをした事も……」上司に報告はしますが強制はされた事はなく暗黙の了解と言う事です。

ですが大得意先の高田夫人がサロンに来られてから私はまた変わっていきました。高価なジュエリーを前にジュエリーを私にあてがいながら「美保さん息子にどうかしら?いい歳をしてまだ独身なのよ」と夫人の話は私へのお見合いの話です。私は勿論、木島部長に相談しました。

しかし、部長からは以外な言葉が「会うだけだろ見合いをすればお得意様なんだし」「えっ!!私は結婚してるんですよ」部長は「別に相手は君に結婚しろと言ってる訳じゃないし後で断れば…深く考え過ぎだよ」

私はお見合いの深い意図を理解していませんでした。お見合いは有名な高級ホテルでそう言うホテルに行って御馳走を食べに行くって軽い感じでしょうか冗談の様な話、本当なら私もセレブの仲間入りってぐらいの笑い話って感じで豪華なホテルに浮かれていたんです。

高田夫人は「後は若い二人だけで……」と直ぐに帰られました。私は御曹司に終始結婚している事も本当の事も何も話せなかった。彼は紳士的に帰りは車で送って下さると言って下さいました。

ですがその車の中で……車は喧騒な街中を外れ静かな山道へと畏まったお見合いの席じゃなく気さくなドライブでお互いを知ろうと言う事だと思っていました。それが彼は山道の脇道に車を止めると、彼には私のタイトなミニスカートは刺激的過ぎた様です。

彼の手が私のスカートの中に私は首を振りながら「ダメ……ダメ……」と必死でスカートの裾を押さえました。ですが「止めて」とは言えません、相手は私の大得意先ですから……彼の指は私の下着の上から縦横と円を描く様に揉み込んで無尽に動き回って、私の花弁は愛液が溢れ湿り気を帯ていて私は俯いたまま顔を上げる事も出来ませんでした。

会ったばかりの男性に体を弄ばれ、それも夫のいる身で……それ以上に……後ろ手に縛られ私は窓に顔を押し付ける様に湿った吐息を漏らしていました。体を仰け反らせて「嫌っ!!そこは違うの……ううう……止めて下さい」私が初めて大きな声で叫び激しく首を横に振り抵抗して拒んだ瞬間でした。

彼は笑いながら「ごめんごめん……いきなりはキツいよねビックリした?」それで終わったと思っていました。ですがその後が……


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