牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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16-07-03 03:22
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その女は『テル』といった。 出会い系で知り合った。 プロフィールでは『激ポチャ』とあった。 俺は、まあ、普通に太っているのを大袈裟に書いているのだろうと思っていた。 好みとしては、どちらかというとぽっちゃりした女なのだ。 駅前のコンビニで待ち合わせた。
俺は、約束の時間より少し早めに駐車場に車をつけた。
ミラー越しに、どんな女が来るのか探していた。
(あれか?)
まあそこそこ太目の女が歩いてくる。
(あれくらいなら許せるな)
しかし、その女はわき目も振らず通り過ぎていった。
(違ったか・・・)
反対方向から、原付に小錦が乗っかったようなのが来た。
(あ、あれかぁ)
サドルと言うのか、座席が肉に隠れて見えない。 原付が痛ましいくらいに思えた。 コンビニの駐輪場にすいっと止まって、肉降りた。 俺は逃げたかった。 ヘルメットを取るというより、覆面レスラーよろしく面を剥ぎ取るように顔が現れる。
(痩せてれば、美人なのになぁ)
残念である。 お肉が俺の車の方に躊躇いもなくやってきた。
「こんにちはぁ」
「あ、どうぞ」
ドアを開けてテルさんが入ってくる。
「おじゃましまぁす」
ずしっと、車が傾いた。 大丈夫だろうか・・・。 周りの客も怪訝そうに見ているではないか。 早く出発しよう。
「じゃあ、行くね」
「はい」
車は重そうに発進した。
「南インターの方でいい?」
俺はホテル街のある場所を訊いてみた。
「まかせるわ」
「じゃ」
しばらくして・・・。
「あたしね、逃げられちゃうことも結構あるのよ」 「はぁ」
「こんなデブ、嫌だよねぇ」 「そ、そんなことないですよ。俺、ぽっちゃりしてるの好きだから」
限度があるっちゅうに・・・。 しかし、口は適当なことをしゃべっている。
「ちなみに、何キロあります?」
余計なことを・・・。
「ふふ、何キロあると思う?」
大きな目でいたずらっぽく、反対に訊かれた。
「そ、そうねぇ、100キロくらいか・・・な」 「ブッブー」
「多かった?」 「遠慮しなくていいのに。120キロちょい越え」
慌ててブレーキを踏みそうになった。
話題は豊富な方で、おしゃべり好きだった。 これで暗い子なら、どうしようかと思った。 あけすけというか、自信を持ってるんだろうな、そういう意味で好感が持てなくはなかった。 とはいえ、どうやって“いたす”のか? 普通の体位は無理そうだった。
(まあいいや、なんとかなるやろ。何事も経験や)
そう自分に言い聞かせていた。
行きつけのホテルの暖簾をさっさとくぐって、隅の方に車を停めた。 今日は幸い空いている。 彼女が降りると、車が伸びをしたように傾きが元に戻った。
「行こうか?」
「はい」
精一杯、可愛く装っているではないか。 俺は一番手頃な部屋を選んだ。 こういったホテルのエレベーターは狭い。 彼女が乗ってブザーが鳴りはしないかと気が気ではない。 大丈夫だった・・・。
狭い間口を、俺が先に入った。 後ろから肉を擦りつつ、押し込んでくる。 靴を脱ぐシーンなど見る気もしなかったので、さっさと部屋に入った。
「ふぅ。やっと」
テルは赤い顔に玉の汗を浮かべて部屋の間口で仁王立ち。 引っ詰め髪と濃い眉が印象的で、どこかタヒチの女を彷彿させた。
「ゴーギャンだね」 「あたし?よく言われるよ」
「知ってるの?」 「絵は見たことあるわ」
少しは学があるのかもしれない。
「お風呂するわ。座ってて」
バッグをソファに置くと、テルは体を揺らして消えた。
風呂の湯が張られる間、テルとベッドに並んで座り、手を弄んだ。 さほど大きな手ではなく、ただやはり丸っこい指で短かった。 熱いくらいの体は、触れなくても熱気を発散している。 気持ちが盛り上がってきたのか、テルはキスを求めてきた。 俺は、厚い唇に自分のそれを合わせた。 タバコの香りがする口だった。 『喫煙する』とプロフィールにあったっけ。 口の中は舌で隙間がないくらい詰まっている。 とにかく肉で充満している体のようだ。 テルの手が俺の股間に伸びる。
「硬くなってるね。あたしだと立たない人もいるんだよ」
なんか、よほど好き者だと見透かされたみたいで恥ずかしかった。
「嬉しいよ。あたし。こんなに硬くしてくれて・・・」
続けてそう言ってくれた。
「俺の、小さいだろ?」
「ううん、そんなことないよ。十分だよ」
低い声で褒めてくれても嬉しくないが。
「お風呂、止まったね。入ろう」
俺はテルから離れた。 先に入って、湯船で温まっていると、どかぁんという感じで肉塊がバスルームを侵害してきた。 裸体とは思えなかった。 何か、別のオブジェのようだった。 間接照明に照らされて、その陰影が浮かび上がる。
「シャワーするね」
どこを洗っているのか、俄かには判らなかった。 肉と肉の間の皺を洗っているらしい。
(どこが谷間で陰部なのか?)
お乳も巨乳には違いないが、胸囲なのかもしれなかった。 乳輪は濃かった。
「一緒に入っていい?」
無理だろう。
「ああ」
足が上げられ、バスタブの縁を跨ぐときに、陰毛に飾られた裂け目を垣間見た。 腰を下ろすが、湯が溢れ出て、換わりに肉の風呂と変わり果てた。 俺は隅に押しやられ、潰れそうになっていた。
「やっぱり、だめね。上がろう」
今頃、そう言われても。
バスタオルで体を拭いてやった。 俺は、力士の支度部屋で横綱の世話をする下っ端という感じだった。
「ありがと。助かる」
「どういたしまして」
とにかくベッドインした。 山に登る感じで、腹に乗っかった。 そしてキスを交わした。 トトロとメイの1シーンが脳裏をよぎった。 乳首に吸い付き、しゃぶった。 テルが跳ねるように身をよじらせる。
「ああん、いい」
落ちるよ・・・、俺はしがみついていた。 大波のように肉がうねるのだ。 体位を入れ替えて、クンニをしてやることにした。 舐めるべき目標を見失いそうだ。 頭を挟まれたらひとたまりもない巨大な腿。 そこに果敢にも頭を突っ込んだ。 綺麗にしているのか、思ったほど匂いはなかった。 舌を伸ばしても届かないところに、クリがあった。 “谷間の百合”だ、まったく。
「もっと足を開いて」
そう言うしかなかった。 ぱっかりと開かれ、俺は楽になった。 べろべろと舌を大きく使って、陰裂を舐めあげた。
「うあっ。気持ちいい。イッちゃう、イッちゃうって」
吠えるような太い声でテルが訴える。 もう、昇り詰めているのか?
「も、もう入れてぇ。あんたの太いの」
AV女優みたいな台詞を吐いた。 俺は立ち上がって、薬で硬くしている自慢のペニスをぽっかり空いた洞穴に差し込んだ。
「いやぁん、入ったぁん」
粘っこい語尾でテルがよがる。 下付きなので、正常位は抜けやすい。 何度も外れた。
「ば、バックでいいかな?」
「あたし、バックの方がいい」
と、言うではないか。 テルも寝返りを打つように返り、巨大な尻を俺に向けた。 バックがいいとは言っても、この尻肉を押し広げて、腰を入れなければならない難関が待ち構えていた。 俺の粗末なペニスでは届かないんじゃないか・・・。 行くしかなかった。
「来て。早く」
「う、うん」
先が膣に触れた。 もっと押し込まねば。 何とか入った。 すっごく締まる。 今まで寝た女の誰よりも名器だった。
「ああ、入ってるわぁ。奥まで」
お世辞かもしれなかった。 俺は、それでも締まりを堪能すべく、ゆっくり動いた。
「あっ、あっ、いい、そこ、すごく・・・」
テルの息が上がってきている。 本当に感じてくれているようだ。 じゅぶ、じゅぶとテルの穴から粘液が溢れてきていた。 まだ三十半ばだと言っていた。 体は熟れて、一番いい時のはずなのだ。 俺は肉に差し込んでいた。 動きをどんどん激しくしていった。 ペニスが痛痒くなるほどに。 それほどテルはぎゅうぎゅうと絞ってくるのだ。
「あ、俺、やばいかも」
「外、外にお願い・・・」
コンドームをしていなかったから当然の要求だった。 こんなのを妊娠させたらえらい事になる。 すんでのところで俺は腰を引き、テルの背中めがけて放った。 あまりの快感に、かなり長く放出した。 テルの広い背中に二本の白い筋が走った。
「あはあ、出たぁ」
俺は、後ろに正座する形で虚脱していた。 汗まみれで。 テルはというと、べったり伸びて、枕に顔を押し付けて、時折、ひくっと振動していた。 回復するまでしばらく飲み物を飲んで感想を述べた。
「よく締まるいいおめこだったよ」 「そお?」
「言われない?」 「あんまし・・・」
「彼、いるの」 「うん」
意外だった。 いるのだ、こんなデブ好きなのが。
「ね、もう一回」
テルから求められた。
「俺、まだ小さいまんまだよ」
「舐めたげる」
テルのフェラがまた上手だった。 今度は寝ているだけなので楽だった。 肉のいっぱい詰まった口で舐められるのは最高だった。 動く膣だ、まったく。 すぐに俺は硬くなった。
「どう?」 「うまいよ。どこでそんな・・・」
「彼に教えてもらったの」 「羨ましいな、そいつ」
「うふふ」
彼なんて、嘘かもしれない。 でも、いいじゃないか。
「そろそろ、いいんじゃないか。口に出しちゃうよ」
「そうね」
「上に乗らないか?」
我ながら、無謀なことを言った。
「だめ、だめ。潰れちゃうよ。120キロなんだから」 「そうだった」
「さっきみたく、バックからお願い」 「じゃ、そうしよう」
素早くテルは四つん這いになって、尻を向けた。 慣れた俺は、尻肉を左右に手で広げて、上を向いた分身を宛がった。 ずぶり・・・。 簡単に俺を飲み込む、やさしい怪物。
「はうん・・・」
低いうなり声が枕の方から聞こえた。 余裕で俺は突き上げた。 少々乱暴な方が良いらしい。 ばんばんと肉が当たる音がするくらい激しく打ち込んだ。
「ぎゃっ、いぐっ。いい、ああ、たまんないっ」
「ほら、ほら、どうだ」
「もう。だめ」
びくびくと肉の筒が震え、ペニスを掴むように絞ってくる。 未婚だからか、そんなに内部が広がっていないのだ。 太っていても膣は普通の女と変わらない。 しかし、周りに充満した肉が絶え間ない圧力を加えてくるのだ。 やはり名器に分類されるだろう。 デブ専はこれだからやめられない。 後ろからでは難しいのだが、できるだけ密着して腕を伸ばし、乳房を揉みしだいた。
「あっ、くっ、やだ、イックゥー」
びくびくと体を撃ち震わせて、テルが一瞬硬くなった。 俺も限界が近かった。 ペニスに集中して腰を入れる。
ずっぽ、ずっぽ、ずっぽ・・・。
「だめ、もう、だめぇ!」 「イクぞ、イクぞ」
「中は、だめよ、中はぁ」 「わかってるって」
しゅぱぁっと、ペニスを肉塊から抜きざまに薄い精液を撒き散らした。 震える尻肉に飛沫が散った。
もう、しません・・・。
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