翌朝、何もなかったような みなゑと夏子の振る舞い、初盆の休みも16日の晩方には三人の娘たちはめいめいの職場へと帰って行った。
平素の静けさを取り戻しみなゑも泰三と仙一の三人だけの夜を迎えていた。
「仙一さん、まだ休暇あるんでしょ」
「はい、18日までですけど・・あまり姉さんにも迷惑かけられないし明日帰ろうと思います」
仙一はあの晩の事もあり気まずい思いがあったのかそう告げた。
「そう・・・寂しくなるわね、また義父さんと二人だけの生活に戻るんだね」
みなゑは実感のこもった言葉に仙一もあの事を許してくれたのだと感じていた。
「今晩はゆっくり呑みましょう、義父さんも付き合ってね」
「そうじゃな、仙一はよう帰って嫁でも見つけろ」
泰三の本心は早く仙一に帰ってもらってまたみなゑと二人だけの生活を送りたかった。
それは泰三だけの秘密の穴からみなゑを覗いては夜な夜なセンズリをかいて溜まった欲求を吐き出したかったのである。
初秋を感じさせる風が風鈴をちりんちりんと鳴らして更け行く秋の宵闇が迫っていた。
「夕べ夏子だけ帰ってたんか、後の二人は朝帰りだとか言ってたけど」
泰三は酒を呑みながらみなゑに聞いた。
「そうみたいですね、私も風呂戴いてからすぐ休みましたから・・・」
みなゑは昨夜の事はあまりにも衝撃的で思い出すだけで体をカーと熱くしていた。
夏子の若いグラマラスの肉体を何度も嘗め回し、尺八をやらせた後はまるで盛りの付いた野獣のように背後から何度もマラを突き上げている
様子が生々しく浮かぶのであった。
「夏子もええ娘になった、気量もええしあの大きなケツじゃ子供も何人も産める安産型じゃ」
泰三はスケベそうな顔を見せながら笑った。
「おやじ、そんな言い方やめろ下品だろう」
仙一はみなゑに申し訳なさそうに泰三を叱った。
「いいのよ、義父さん悪気あって言ってるんじゃないから」
「それみろ仙一、お前もケツの大きな女、早く見つけてこい、ハハハ」
「俺の事はほっといてくれ、親爺もう寝ろ、昼間から呑んでんだろう」
半ば喧嘩ごしの親子のやり取りをみなゑは黙って聞いてた。
泰三はすっかり酔いつぶれ畳の上に横たわっていたが仙一とみなゑで起こしあげ床に寝させた。
「義姉さんすみません親爺いつも迷惑かけているんでしょう」
仙一は居間に戻ると夕食の後かたずけをするみなゑに申し訳なさそうに言った。
「気になさらないで、床にお布団敷いておきましたから、もう明日お帰りなんでしたね」
「お義姉さん・・・・昨夜の事俺が悪かったです、おやすみなさい」
「・・・・」
仙一は二階へ上がっていった。
二階に上がって仙一はふとお香の臭いに気づいた、それは一階のみなゑの寝室から漂う甘い香りである。
電気を消し真っ暗な闇夜、どこともなく聞こえるコウロギの声を聴きながら仙一は目を閉じるのだった。
それから暫くした時であった。
ミシ ミシ ミシ
階段を上る足音を感じた時であった。
足音は部屋の前で消えるとスーと襖の開く音がした。
仙一はその方向に目をやった。
暗闇に慣れた目が白い影を捕らえた。
あっ・・・
寝たふりで目を凝らした視線の先に浴衣着のみなゑが立ち腰紐を解き始めた、そして肩から浴衣をハラりと落とした。
豊満なみなゑの肉体が仙一に迫っていた。
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