檻の中の熟れ奴_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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檻の中の熟れ奴

16-11-13 09:54

山岡玉枝四十八才独身、外資系保険会社の経理事務を担当する真面目な女であった、しかしその真面目な山岡玉枝に悪魔が囁いた、少額では有るが会社の経費を着服した、しかし人という生き物は都合の良い生き物、月日と年月が経つとその行った罪すらも忘れてしまうもの其があの男が現れてから山岡玉枝の人生は崩れていった。

伊崎俊之三十九才独身、山岡玉枝が勤務する会社に途中採用され玉枝と同じ経理事務を担当する事と成った、しかし玉枝が会社の経費を着服した事に気が付き特別な意識を持っていた玉枝に相談を持ち掛けた。

毎年行われる会計監査が近付いた蒸し暑い八月の初旬、この頃は経理事務は深夜までの残業が略一ヶ月近く続く、玉枝と伊崎も肩を並べ他の担当者と同じく残業していた、玉枝が席を離れトイレに行き簡単に化粧を直し廊下に出ると伊崎俊之が立っていた、玉枝はハッとするも直ぐにいつもの笑顔を浮かべた、伊崎も軽く笑顔を浮かべ玉枝に声を掛けた

「毎日キツいっすね」

疲れた表情を浮かべる伊崎に玉枝は優しく返した

「何を言っているの私よりも若いのに」

四十八才にしてはあどけなさの残りそして熟女の色香が醸し出す玉枝に伊崎は特別な感情を持っていた

「あの処で山岡さんにちょっと相談が有るんですが」

「相談?あら好きな人でも出来たの?」

おどけた言い方をする玉枝に伊崎は苦笑いを浮かべ玉枝の耳元で囁いた、そしてその言葉に玉枝の笑顔が固まり唖然となった、そう伊崎俊之が言った言葉は玉枝が侵した着服の件であった

「えっ、何の事なの其は?」

最初は惚けた玉枝であったが伊崎が取り出した一枚の紙切れに玉枝が着服した金の流れが克明に記されていた

「此でも惚けますか?」

得意気な顔を浮かべる伊崎に玉枝は反論など出来る筈もなく唯立ち竦むしかなかった

「山岡さん大丈夫ですよ、この事は僕しか知りません」

不気味に笑う伊崎に玉枝は不安を覚えた、そして当然伊崎は玉枝に交換条件を出してきた、其はよくあるお定まりの肉体関係を迫るものであり、玉枝は断る事の出来ない一方的な関係であった、その日にホテルで半ばレイプに近い形で玉枝は伊崎俊之に抱かれ霰もない姿をスマホで撮影されてしまった。


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