狂女_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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狂女

16-11-27 10:05

叔父も自分の思い通りに事が進んで機嫌が良く、「ほら」と加奈の尻を平手でぴしゃりと叩いて姿勢を直させた。彼女は気だるそうに寝台の上に座り、呆けた表情で笑いを浮べている。「いいまんこだったぜ」魔神は言って、ティッシュペーパーでペニスを拭い始めた。叔父も、自分の所有物として妹の股間などをティッシュで綺麗にしてやり、それから、「良かっただろ?」と同意を求めるように僕に尋ねたので、「ええ」と答えた。「学生には刺激が強過ぎないかい?」魔神の言葉に対して叔父は、「なあに、この子は平気だよ」とあっさり言う。「ふうん・・・」魔神は苦笑し、やがてパンツを履くと冷蔵庫から缶ビールを取り出して椅子に掛け、うまそうに飲み始めた。「はああ・・・・」下劣な欲望を剥き出しにしている!
の前の中年男はこの僕自身でもあるようで、妙な共感を抱いた。                                       その後、加奈が僕とのセックスを望んだものの僕にその気が湧かず、彼女は叔父と二人で風呂に入る事になった。その間僕と魔神は一緒にテレビを見た。男は今更包み隠す必要は無いとばかりに本音でざっくばらんに話し始めた。訊けば、本名は鴨田恒夫と言い、あの【黒い蝶】事件のあおりを食って会社を辞め、今はとある小さな会社の非正規社員として働いており、妻子とも別れたと言う。身から出た錆だよと自嘲するその表情には人生の落伍者のような陰りが見られ、こんなふうにはなりたくないと思った。「しかし人間、いつどこでいい事が在るかわからんもんだよ」そう!
話す鴨田は目を異様に光らせ、今夜の出来事!
喜ぶのだった。かねてから加奈の強姦事件を詳しく知りたく思っていた僕は今こそこの男にあれこれ訊いてやろうと質問をぶつけてみた。鴨田は、「もう二十年も昔の事だからなあ」と言いながらも結構はっきり覚えている様子で、「あれは夕方暗い時で、一人で歩いているところをやったんだ」と言う。                                   


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