佳子の調教 第一章 久しぶりのデート 3_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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佳子の調教 第一章 久しぶりのデート 3

16-11-28 07:55

三
ラブホテルを出た二人は、三条通りまで歩き、タクシーをひろって、三条木屋町まで乗った。
タクシーを降りると、二人は、木屋町通りを下がった。
佳子は、顔もどちらかと言うと、美人系で身体もスレンダーでミニスカートがよく似合う。良明にとっても、連れて歩くには恥ずかしくない女であると考えていた。佳子と並んで歩くとすれ違う人々によく見られた。
良明は、木屋町通沿いの手ごろな価格と思われる居酒屋を見つけて、佳子を連れて入った。
店内は、時間も遅めだったので、学生や若いカップルが、多かった。
二人連れだったので、狭いテーブル席に案内された。佳子が不満の表情を露わにしているのが、良明には見て取れた。
とりあえず、生ビールの中ジョッキを注文し、ビールがきたところで、良明は、適当に五品注文した。
まずは、二人は、「お疲れさん」と言って、乾杯した。
佳子は、良明の今日の雰囲気を察したのか、
「今日は、貴方、何か不機嫌ねえ。」と良明に言った。
「そんなことは、ないよ。仕事で、少し疲れているだけだ。」と言った。
「先期は、達成させるなんて、貴方は、凄腕の課長だわ。」
良明は、最近、佳子のフィアンセ気取りの言動も、気に入らなくなっていた。
「ありがとう。おかげさまで、一山登り切ったよ。」と良明は、佳子に言った。
料理が、届いたところで、佳子が、
「社内の女の子たちが、この不況の中、鈴木課長は、販売計画を達成させるのだから、すごいって、言ってたわよ。」と、誉め言葉を言ったつもりであった。
良明は、佳子を疲れる女だと思ったが、顔には出さなかった。
「お前が、頑張ってくれたからだよ。」とうそぶいた。
「ご褒美に、旅行にでも、連れて行ってもらおうかなあ。」と佳子が、言ったので、押さえていた物が堰を切るように良明は、完全にぶちきれた。
佳子は、事務処理能力は、少しは、有っても、虚栄心と依頼心が強いのである。佳子との社内不倫の関係については、下手をすると、良明のサラリーマン生命を絶たないとも限らない事態であることを、良明は十分認識していた。
良明は、ぶちきれた以上、何とか善後策を考えねばならないと考えた。今日は、金曜日でもあり、良明は、ある計画を実行に移そうと決心したのであった。
良明は、
「それじゃ、今度、どこか温泉にでも、行くか。」と心にも無いことを佳子に言った。
「どこに連れて行ってくれるの。」と、呑気なことを言った。
「二人で、ゆっくり、露天風呂にでも浸かってのんびりしよう。」
「素敵っ!!」と素直に喜んだ。
佳子は、ビールが、進んで二杯目を注文した。
「その代わり、今日は、佳子の部屋に泊めてくれ。」と、良明は、佳子に言った。
「食べるものは、無いけど。寝るぐらいなら、どうぞ。」と良明に言った。
二人は、ほろ酔い気分になり、食欲を満たしたところで、店を後にした。
-つづく-


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