牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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17-01-13 07:52
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俺26歳サラリーマン 彼女19歳大学生 浮気相手30歳飲食店経営
GW前くらいから電話に出なかったりメールの返信が翌日以降になったりと怪しい行動が多くなった。
彼女はビッチではないが見た目は派手で、誘われると断れない性格で、色んなサークルに入ったり飲み会に参加したりで彼氏としてはけっこう心配だった。
俺は仕事が忙しかったので、なかなか会えなかったが、GWは絶対に2人でどこかに泊まりに行きたかったので、色んな計画を立てた。 彼女も楽しみにしている様子だった。
そして俺は個室に露天風呂がある旅館を予約した。 そしてそれを伝えると彼女は 「予定が出来てその日は行けない」 と言い出した。
それを聞いて俺は泣く泣く旅館をキャンセルした。 これでGWに彼女との予定はなくなった。 毎日連絡はしていたが、特に次いつ会うかという話はしなかった。
そして、GWに入り特にする事もなかったのでSNSを覗いていると、気になる呟きがあった。
彼女と学校の友人、そしてその隣に俺の知らない男と楽しそうに写っている写真がのっていた。 そういえば最近、彼女のSNSの友人の数が急に増えていたので怪しいと思っていた。
しかもほとんどが男だった。それもBARやらクラブで働いているような人種ばかり。 さすがに不安になってその男のページを見てみたら、そいつはBARのオーナーで、そいつのアップした写真に彼女が写りまくっていた。
バイトがあるから会えなと言っていた日も、その店で遊んでいたのだ。 これは確実に浮気だと思った俺は彼女に電話をかけて問い詰めた。 友達の彼氏だから気にしないでと。 GWは本当に予定があるから無理と言われた。
不安になった俺は彼女の友達に電話をかけた。 「あの男の人は誰の彼氏なん?」と聞いてみると、 「え、あの人彼女いないよー?」とのこと。 これで、彼女が嘘をついていることは確実となった。
その男が経営しているBARの名前でクグるとブログが出てきた。 タイトルはこうだ GW中オーナー不在となりますが、皆様遊びに来てくださいね! と。
まさに俺が彼女に旅行を断られた期間だ。 そして記事を見てみると、こう書いてあった。 お店を始めて約一年。オーナーの私はほぼ休みなしで店に立ち続けて来ましたが、GW中の3日~5日までお休みをいただく事になりました。 大切な人と旅行に行ってまいります! 私が不在の間、ノリの良い従業員がいつも以上にお客様を楽しませる事は間違いありませんので、ぜひ遊びに来てくださいね! と。
その記事を見た直後に彼女に電話をすると、明日の3日から家族で田舎に帰ると。 いよいよ浮気が確実となってきた。 俺は酒を煽って寝た。
次の日から何もする気がなくなった俺はひたすら寝た。 3日の夕方くらいに目が覚めて、とりあえず彼女に電話をしてみた。 が出なかった。
一時間後くらいにメールが来て、 「今から家族でご飯だからまたあとでかけるね」と。 その後、その男のブログを見ると更新されていた。 ブログの内容はこうだった。
温泉にやってきました。 彼女も大喜び(笑)個室に露天風呂があるのでさっそく一緒に入りました。 お店によく来てくれてる人なら誰と来てるかバレちゃうな(笑) では、これから夕食です!楽しみ!
いかにもナルシストっぽく、そいつの写真ばかり載っていたが、端に見覚えのあるカバンや服が写っていた。 俺は怒りで震えた。 彼女に電話をかけると繋がらなくなっていた。
それから5日の朝まで連絡がとれなくなり、5日の朝に電話で今日の夜に会おうと言った。 その時は怒りを抑えて冷静に対応した。 そしてその日の番、彼女と会った。
田舎はどうだった?と聞くと、 久しぶりに親戚に会えてよかったよーと白々しく答えた。
露天風呂がある部屋に泊まってたんだろ? と言うと彼女の表情が少し変わったが 「何言ってんの(笑)お婆ちゃんの家だよー?」 とすぐに答えた。
「嘘つくなよ。最近よく行ってるBARの男と温泉行ってたんだろ?」 俺はもう我慢できなかった。 下を向いて黙り込む彼女。
「何とか言えよ!」 そう言っても一切目を合わそうとせず、髪の毛を弄り続ける彼女。
「ヤったんだろ?あいつと!」 それでも黙り込む彼女。 しばらくな沈黙のあと 彼女がハァーーっとため息をついて話し始めた。
「そういうしつこいところが嫌いなんだよね。年上なんだからもっと余裕持って女と接しなよ」
俺「は・・?お前が浮気したくせに何を言ってるんだよ!!」 彼女「どうしても比べちゃうよね。○○(俺)とあの人」
もう隠す気もない様子の彼女に、俺は絶望した。 「で、どうするつもりなんだ?」 と聞くと、 「とりあえず今は○○よりあの人の事の方が気になってる。でも、○○の事ももう少し知りたい」 なんて言いやがった。
「何だよそれ。じゃあお前の事好きな俺はどうすれば良いんだ?」 「今まで通り遊んだりはするけど、気持ちの面では少し距離を置きたい」
その後、俺はその相手の男について色々と聞き出した。 死にたくなった。 ルックス、年収、社交性、男らしさ、 全てにおいて俺より上だと言う。
辛すぎて眩暈がしてきたので俺は彼女を車から降ろしてその場を去った。 休み明けからの俺は屍のようだった。 職場の人に病院に行くように勧められ、暫く休養を取る事になった。
たまに彼女は連絡をくれたが、相変わらずBARの男にお熱のようだ。 彼女の友人から、彼女がそのバーでバイトを始めたことを知らされた。
俺は何とか事態を好転させようと、彼女にサプライズを仕掛けようと画策した。 週末に彼女を高級レストランに呼び出した。割りとすんなりと来たのでこれは行けると思った。
俺の彼女に対する気持ちを伝え、これからどうするかを話し合った。 結局答えは出なかったけど、一日一緒に過ごしてくれることになった。
その後、ホテルへ行ったが、セックスは断られた。朝、目が覚めると彼女は居なくなっていた。 俺はホテルのベッドで独りで泣いた。 彼女から一通のメールが届いていた。
「○○、ごめんね。やっぱり○○と居てもドキドキ出来ない。あの人の事しか考えられない」
振られたのか俺は もう電話をかける気力もなかったのでメールを送った。
「じゃあ、もう俺じゃ無理なのかな?彼氏としてはもう終わりか?」 一時間後なら返事が来た。 「これから私の事好きにさせる自信ある?」 「あるよ」 精いっぱい強がってみた。
「一瞬好きになったけど、やっぱり○○からは気持ち離れてるよ?」 「それでも良いから終わらせないでくれ」
情けないけどこうやって繋ぎとめる事しか出来なかった。 今晩、もう一度話し合う事になった。 晩になり、少し洒落たカフェで彼女と会う事になった。 先に店に着いた俺は席に座って待っていた。 約束の時間を過ぎても彼女がこない。 しばらく待っていると彼女から電話があった。 「やっぱり今日は話したくない」と。
俺はそのBARに乗り込む事に決めた。 俺はBARのブログを頼りにBARの場所を見つけて向かった。 もろ夜の街のど真ん中にあるビルで周りには風俗店やクラブ何かが沢山あった。
勇気を振り絞って店のドアを開けた。 客の入りはそこそこで、全員が俺の方を見て来た。 苦手な空気だ。 「いらっしゃいませ!」爽やかなイケメンが出迎えた。
入口のすぐ近くに彼女が座って居た。 俺はすかさず彼女の隣に座った。 彼女はあまり驚いた様子はなく、「ちょっと、何でここ知ってるの?」とか半笑いで聞いて来た。
「うるせーよ」というと店の中がシーンとなった。 イケメンが「お酒、何になさいますか?」と聞いて来たので、カシスオレンジを頼んだ。 オーナーはまだ不のようだ。
とにかく、怒っている自分を演出した。彼女はさすがにこの店で痴話喧嘩をする気はないのか、無理に普通の話を振ってくるが、俺は全て無視した。
そうこうしているうちに、店のドアが開き、背の高いイケメンが入ってきた。 ブログで見たあの男だった。 俺は舐めるように男を見た。確かにイケメンだ。背も高いし金もたっぷり持ってそうだ。だが、チャラい。 もはやチャラいところしか欠点として見出せなかった。 男はカウンターの中に入り、俺に挨拶をしてきた。
「初めまして、ですよね?○ちゃんのお友達なんですか?」 と爽やかに聞かれた。
「一応、彼氏です」 と答えた。 一瞬、男と彼女が目を合わせた。
その後、男は笑みを浮かべて 「そうだったんですか、これからもよろしくお願いしますね」と言って、ビールをサービスしてくれた。 彼女は他の店員と話をして盛り上がっていた。
俺はカシスオレンジとビールで酔っ払ってしまい、カウンターで眠ってしまった。 目が覚めると、店内には俺と男と彼女しかいなかった。 男と彼女はボックス席で向かい合って楽しそうに話をしていた。 キスしそうなくらい顔を近づけていた。 俺はしばらく寝たフリを続けた。
「そろそろ店閉めて帰ろうかな」と男の声がした。 「そうだね。○○どうしよっか?」 と彼女。 「かなり辛そうだし、とりあえずオレんち一緒に連れて行こうか」
俺は彼女に起こされて、三人で店を出た。 俺は男に肩を貸してもらいながら歩いた。 五分ほど歩くと綺麗なマンションに着いた。
彼女がオートロックを開けてスタスタとエレベーターのボタンを押した。 あぁ、もう何度も来ているんだな・・と思った。 部屋に入ると俺はベッドに寝かされた。
「すいません・・」と男に一言いうと、 男は 「全然。ゆっくり休んで」と言った。 それから俺はまた眠りについた。
それから30分くらいたったのか、喉が乾いて目が覚めた。 俺はおそらく男の寝室と思われる部屋のベッドで寝ていた。 部屋を出てリビングに行くと、彼女と男の姿が無かった。 そして、もう一つの部屋のドアの前に立つと、彼女の喘ぎ声が聞こえて来た。 俺は震えた。
壁一枚隔てた向こう側で俺の彼女が違う男に抱かれている 気が狂いそうだった。
俺は無意識にドアを開けた。 男と彼女はベッドの上で絡み合っていた。 完全にセックスをしていた。 俺は何も出来ずにただ立ち尽くしてその様子を見ていた。 二人は俺に気づかないフリをして行為を続けた。
俺は悩んだ、 二人を殺すか、俺がこの場で死ぬか そして俺は、全員が傷付かずに済む方法を思いついた。
俺も参加しよう! これが俺の答えだった。 いや、だめだ・・・ そんなんじゃ解決しない 俺は考えた。 俺は急に気を失った。 目の前で起きている状況に脳が対応できなかったのだ。
気がつくと俺は自分の部屋のベッドで寝ていた。 時計を見ると午後8時。 俺は何時間寝るんだ・・
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