狂女_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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狂女

17-01-25 04:36

魂胆がわかって身の危険を感じた母娘はバッグを手に急いでドアに向かった。「コートを忘れとるよ」そう言われて道子が慌てて箪笥の扉を開き、ハンガーからコートを外そうとしている時、僕は棚の箱から手錠を二つ取り出すや、先ず美奈の両手を強引に後ろへやり、「嫌!やめて!」と逆らうのを無視して手錠を掛けた。それを見て道子は呆然となり、続いて彼女にも後ろ手に手錠を掛けた。「どういうつもりよっ!」道子はヒステリックに喚き、両手を自由にしようと虚しくあがいていた美奈も、「外してっ!」と声を張り上げた。「馬鹿な奴らだ。金に釣られて」僕はエアコンの温度をやや下げ、テレビのスイッチを切った後、座卓の上の湯飲み茶碗を片付けに掛かった。凌辱への幕が切って落とされて鴨田のパンツは勢い!
くテントを張っており、娘をじっと見ている。それに気付いて美奈は顔を強張らせ、背けた。「まあ、ゆっくりしてってくれ」                                                         座卓を部屋の端に移してその上に腰を下ろし、女二人を見た。どちらも射貫くような目で反抗的な態度を取っており、どう料理してやろうかと考えた末、「鴨田さん、道子ともう一回やりたいと思いませんか?」と訊いた。「もういいですよ」しかし僕は、夫を捨てたこの女を元夫の前で跪かせてやりたかったので、「いやあ、最後のチャンスだからやらせてあげますよ」と言い張った。「・・・・・」鴨田はすぐに娘を抱けるとばかり思っているのだろう、話が違うとばかりに!
不満顔で僕に近付いて来て、耳元で、「娘と!
れるんじゃなかったのか?」と小声で文句を言った。「この後でやらせてあげますよ」「きっとだな?」「はい、約束は守ります」それに納得して鴨田は前の位置に戻った。一方の道子は、遥か年下の僕に名前を呼び捨てにされた上、《やらせてあげます》などとまるで愛人の様な言い方をされたのが大いに腹立たしいのか、凄い形相で僕を睨み付けた。                                 


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