狂女_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

ホームページ 戻る 

狂女

17-03-25 03:57

友恵に、「奥さんたちも豪邸に住んでるんでしょう?」と訊いたら、「こんな立派じゃないですよ」と答えた。母娘はこの家に通されている間、目を輝かせて褒めていたのであながち謙遜ではない様で、「こういう所に住みたいですか?」と尋ねると、「それはもう」と気乗りして答えるのだった。僕の言わんとしている事がわかって由香は苦笑して俯いた。                                          しばらく黙っていた後、友恵が僕と由香を交互に見て、「あなたたち、本当はどんな関係なの?」と探りを入れる様に尋ねた。「どう思いますか?」「恋人同士?」冗談っぽく笑っている。「いいえ」しかし友恵は意味有り気な表情を崩さず、由香に向かって、「お店の方、援助し!
もらってるの?」と訊いた。「いいえ」由香も否定したが、友恵は笑みを浮かべたまま、「そう」と答えた。友恵が僕たちを怪訝に思い、色々尋ねたがるのは当然だ。由香だけではなく、家の中に少女を含めたくさんの女をかしずかせているのは不自然で、お金の力で女を囲っているんじゃないか?と疑ってもおかしくない。けれど、大半が強引に性奴隷にされ、自分と娘も狙われているとは思っていないだろう。忍び寄る危機に気付かないのはそれだけ母娘が長い間幸福な生活に浸っているからとも言える。                                                                                                    !
                    !
               


コメント
お名前:
気持ち:

コード:

お知らせ

なし

小説を検索