甘い香りと不可解な体験_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

ホームページ 戻る 

甘い香りと不可解な体験

17-04-10 12:17

見上げれば空の端は明るくなりつつある。夜勤の仕事を終えたボクは駅へ向かっていた。

ふいに刺すように冷たい風が吹いてボクは思わず首をすくめる。もうすぐ始発電車が走り始める時刻。

疲れた足取りで駅の改札口へ向かっていると、ボクのすぐ脇を若い娘が追い越し通り過ぎていった。

冷たい空気を伝って甘い香りが鼻腔をくすぐる。その香りは繁華街に漂う淫猥な匂いを連想させた。

しかし、色白でほっそりとした娘の面差しは水商売を連想させるようなものではなかった。
理由はわからないが、何故かその娘が出勤でなく朝帰りなのだとボクは直感でわかっていた。

暗いガード下をくぐり抜ければ改札口。娘の後ろ姿を追う形でボクも自動改札へ向かい足を動かす。

ハンドバッグから定期券を取り出すのに手間取った様子の彼女にボクは追いついてしまった。

まだ乗降客は少ない時刻。娘に少し遅れて改札を抜けたボクは、彼女に続いて昇り階段を登り始めた。

のろのろと狭い階段を登る彼女の横を通り過ぎようとした時、ボクの前で娘の躰がバランスを失った。

「きゃ!」





倒れそうになった娘を支えようと思わず手を伸ばしたボクの鼻腔に彼女の甘い香りが押し寄せてきた。

「すみません…あたし、ボンヤリしてて」
「大丈夫?」
「ええ…」
そう言いかけ彼女の視線がボクの額の一角に止まった。

「あ。血が出てるわ…ホントに、ごめんなさい」

咄嗟に支えようとボクもバランスを崩していたため、狭い階段の壁に額をぶつけていたらしい。
指先で触ってみると眉の端あたりから血はでていたが傷は浅い。軽い裂傷にちがいない。

「いや。ホンの切り傷だよ。しばらく押さえときゃ直るさ。」
「でも…」
「さ。もう電車が来るよ。次の電車まで待つんじゃ寒いから。」

軽くハンカチで傷口を押さえながらボクは階段の先を見やって彼女にのぼるよう促した。

ホームに立った二人の前に定刻通り電車が滑り込んでくると深いため息のような音とともにドアが開いた。

がらんとした車内に並んで腰掛けると暖房の効いたシートのせいで立ち昇る娘の香りを一層身近に感じた。

「もう大丈夫?」
「ええ。たぶん」 
そう言うと彼女はボクの傷口をみつめてクスっと笑った。可愛らしい笑顔だった。

「どちらまで?」 
何か話さなければと思ったボクは何気ない世間話のつもりで彼女に訊いていた。
彼女が答えた駅は、ボクの降りる2つ前の駅。妻の買い物に付き合って何度か歩いたこともある。

「ついでだから。送って行こうか?」 

言ったあとでボクは(嗚呼。余計な事を)と思って舌打ちした。
どこの誰かも分らない中年男に送って貰いたい筈がない。下心ととられても仕方の無い失言だと後悔した。

「あ。いや…えっと、あの…」

打ち消しの言葉を探しシドロモドロになったボクを、彼女の一言と安堵に満ちた表情が救ってくれた。

「えっ?いいんですか?
 ご迷惑じゃなかったら、お願いします。って…ご迷惑掛けっ放しですね、あたしったら。ふふっ」
それが所謂 『営業スマイル』 でないと思ったのは、色気のない純朴な少女の笑顔だったからだ。

この路線は駅間も他の私鉄にくらべ短い。そのため数駅先までの乗車時間はそれ程長くはない。

他愛のない世間話しをしながら二人は駅のホームへと降り立った。見上げれば空は青黒く吐く息は白い。

改札を出て微妙な距離感を保って歩く二人は、傍から見れば友達以上恋人未満と言ったところだろう。
ひょっとしたら仲の良い兄妹に見えたかも知れないが、何れにせよ肉欲を連想させる間柄には見えない。

実際のところボクにとっては、「行きがかり上の親切心」でしかなかった。
彼女を無事に送り届けたら、早くウチへ帰って暖かい布団に潜り込んで眠りたい。そう、思っていた。

「ここ。このマンションよ。」 と、ふいに立ち止まった彼女が指をさす。
道すがら彼女が話していた通り、真新しいとは言い難いけれど七階建ての立派なマンションだった。

「じゃあ。ボクはこの辺で失礼するよ。」
「その傷の手当てだけでもさせてよ。ウチに救急箱があるから。ねっ?」
「けど…」
「ね?いいでしょ?あたし、襲ったりしないから。」

仕方ないな、とボクも笑って応えた。独り暮らしを始めた娘の部屋を訪れる父親のような感覚とともに、出逢ったばかりの若い娘の部屋を訪問するという少し現実離れした経験に好奇心が疼くのを感じていた。

旧世代のマンションらしい。ボクは案内されるまま彼女と一緒にエレベータへ乗り込んだ。
綺麗に手入れされた彼女の白い指先が押したのは、『7階』のボタンだった。

オートロックなどの設備はないものの、エレベータも含め全体的にゆったりとした造りになっている。
7階で降りて角部屋だと言う娘の部屋へ向かう。マンション全体が眠っているかのように静かだった。

後ろめたいわけではないが、つい靴音を忍ばせていた。彼女も同じ心地らしく鍵を静かに開けていた。

「どーぞ。さ。入って。」

ひそひそと小声で言う彼女につられてボクも「おじゃまします」と囁くように言って部屋の中へ入った。

小さな玄関はキッチンや浴室、便所など水周りを含む間取りの一角に在る。引き戸で仕切られた2DK。
天井が高いため、部屋面積に比して狭苦しさは感じない。ボクにはそれが心地よい広さに思われた。

きれいに整頓された台所には、小さめの冷蔵庫にレンジしか置かれておらず生活感は希薄だった。

彼女が引き戸を開けてボクに入るよう促す。床暖房の効いたフローリング。リビング兼寝室になっていた。

10畳ほどの長方形の間取りの端には、簡素なベッドと衣装ケースが調和を乱さずひっそりと置いてある。

部屋の中央には毛足の長い丸絨毯の上にレトロな卓袱台ひとつ。部屋隅に電源を抜いた小型テレビが在り、その上に数冊の文庫本が積んである。壁面に立て掛けられた等身大の姿見が唯一女性らしい家具といえた。

「いい部屋だね。」
「そ?ありがとう。コーヒーでいいかしら?紅茶にする?」
「じゃ、コーヒーで。わるいね」
「いいのよ。さぁ、立ってないで、そのへん適当に座ってて。」
「うん。」

卓袱台を前にしてボクは絨毯に腰を降ろした。ふかふかした感触が気持ちいい淡いピンク色の絨毯。
部屋には彼女の素の香りが在った。若々しいその香りは、さっき感じたのとは別種の甘い香り。

「今、お湯沸かしてるから。…ちょっとキズ見せて。」

彼女は手にした救急箱を卓袱台の脇に置くとボクの傍らに座って額の傷を消毒し、絆創膏を貼った。

「小さな切り傷でよかったわ。ホントに、ごめんなさいね。」

キッチンのほうでケトルが啼き始める前に、すでに彼女は薬箱を戻すために隣室へ立っていた。

「お待たせ。」

娘は厚手のマグカップの一方をボクの前へ置くと、もう一方を向かい合う卓袱台の位置に置いた。
冷えた指先にじんわりと温もりが伝わる。ひとくち飲むたびに心までも温まるような気がした。

向き合ってコーヒーを飲み始めた彼女は、「あ。そうだ。」 と独りごちて再び台所へと立った。

「これ、飲むの手伝ってくれないかしら。」
そう言って戻ってきた彼女の手にはワインの瓶。中味は半分くらい残っているように見える。

「ちょうど一杯ずつってトコかな。いいよ、一杯くらいなら。」
「よかったわ。昨日開けたんだけど、大丈夫よね?」
「ぜんぜん問題ないよ。」

ボクは舌が肥えているほうではないが、彼女の注いでくれたワインが美味しいことはわかった。

頭の芯がボワンとするような感覚。夜勤明けで疲れた体には僅かなアルコールで充分効いた。
あれ。こんなに酒弱かったかな。いや、疲れていたんだな。やばいな。ちゃんと帰れるかな。

「ねぇ。部屋着に着替えていいかしら?」
「どーぞ。お構いなく。」
「じゃ、ちょっとの間こっち見ないでね。」

悪戯っぽく笑うと、娘はベッドのほうへと立った。ボクは言われた通り彼女に背を向けて見せた。

ベッド側に背を向けたボクの視線の先には姿見があった。娘は、その鏡の中で着替えを始めた。
こちらに背を向けたまま娘はスカートを降ろし下着まで脱いでいた。ボクは眼を逸らせなくなった。

華奢な白い背中。内股気味になって突き出した丸い尻。贅肉の無い太腿の間にある隙間さえ艶かしい。

床に置かれたジャージを手に取ろうと前屈した彼女の股間では、秘裂までもが露わになっていた。
下着をつけずにジャージを穿いた娘はブラを外した上半身に素肌のままジャージを羽織ってみせた。

こちらを振り返った娘と目が合わないようにボクは鏡から目を逸らした。咽喉の渇きを感じたボクはグラスに残ったワインを一気に飲み干した。渇きは癒えたが、酔いが一気に加速してゆくのが分った。

「見たでしょ?」
「えっ!?」
「うふふっ。どう?興奮した?」

彼女は悪戯っぽい眼差しでボクの心を覗きこんできた。今更言い訳をするのは野暮ったい気がした。

「う、うん。…興奮した。」
「ふーん。どれどれ?」

おどけたように笑いながら傍らに近づいてきた娘は、いきなりボクの股間を手のひらでまさぐった。

「わっ。」
「ホントだ。」
「おいおい…。」
「ねぇ?見ていい?いいでしょ?それで、おあいこってコトで。ねっ?」

仕方なくボクが頷くと間髪入れずに彼女の指先が動きだした。思わず見入ってしまうほど手際がいい。
瞬く間にズボンもパンツも脱がされてしまうと、むき出しの股間で驚くほど硬く陰茎が起立していた。

娘の長い指先がボクの亀頭を優しく包み込み蠢いた。しっとりと柔らかく、吸い付くような白い指先にボクは惑わされた。至近距離で見る彼女の清楚な表情との落差もまたボクの興奮に拍車をかけていた。

「きもちいい?」
「うん。すごいな。」
「ふふっ。だって、プロですもの。」
「そっか、そうだったね。」
「まだ、イかないわよね?」
「え?」

すいっとジャージの上を脱ぎ捨てた彼女は、腰を浮かせながら下も脱いでボクの上に跨ってきた。
流れるような一連の動作にボクは呆気にとられていた。ボクの首に両手を回しながら娘は甘えるように、
「ね?いいでしょ?」 と、言った。

今度は、ボクの答えを待っていなかった。
跨ったまま軽く腰を浮かせた娘は、後ろ手に陰茎の先端を包むと自分の秘裂へと導いていく。

娘の秘所は温かく潤んでいた。ねっとりと柔らかい秘肉にボクの亀頭を仕舞い込むと彼女は満足そうに微笑んだ。

「信じないでしょうけど。あなたが初めてのヒトなのよ。」

不思議そうな表情を浮かべるボクに構わず、彼女はゆっくりと可愛い尻を揺らし始めていた。

すでに陰茎は根元まで沈んでいる。愛液の溢れた奥へと亀頭は達していた。腰を合わせたまま揺れる二人の間で交わされるのは、ボクの荒い息遣いと彼女の甘く切なげな喘ぎ声だけになっていた。

大きく股を拡げた恰好でクネクネと細い腰を振る娘の表情は恍惚としていた。無心で尻を振っている。
控えめな大きさの乳房。その先端は、桜色にツヤツヤと尖っており、ボクは思わずしゃぶりついていた。

清楚な顔立ちが悲しげに歪んで、「ぁあっ」 と声を洩らした。乳頭を口に含んだまま舌先で転がすと、娘の背中や太腿にピクピクと震えが奔った。彼女の敏感な部分を知ったせいで、ボクは益々興奮した。

両腕でボクの頭を抱えた娘は、もう一方の乳頭を吸って欲しがって上体を動かした。彼女の意図を察したボクが、焦らさずに唾液で濡れていない方の乳頭にしゃぶりつくと再び彼女が喜びに震えるのが分った。

濡れた陰唇で浅く陰茎を咥えたまま娘の尻はヘコヘコと揺らめき蠢いていた。それは、まるで別の意思を持った生き物のように妖しく淫らに踊り続けた。

「…ベッドにいきましょ…」 
ふいに尻を揺らすのを止めた娘が息を弾ませながら囁いた。

ボクは繋がったままの姿で彼女を抱え上げるとベッドへと運んだ。ほっそりとした彼女の躰は、軽かった。

仰向けにベッドの上に横たえられた娘は、自らの足首を掴んで大きく股を拡げてみせた。
今度はボクが彼女に覆い被さっていく。ベッドから少し浮き上がった白い股間をボクの陰茎が刺し貫いた。

少女のような肢体を淫らに開いて其の胎内を掻き乱すという淫靡な行為にボクは酔い痴れていた。
陰茎に絡みつく娘の秘肉は堪らなく美味であった。肉体は疲れている筈なのに欲望のままに腰が動き回る。

「…ぉねがい…ぁなたを…頂戴…あたしの中で…出して…アナタを…ちょうだぃ…」

背中を仰け反らせ喘ぎながら彼女が発した言葉に刺激されて、ボクは絶頂に達した。

頭の芯が真っ白になる寸前。大きく開いた娘の白い両足がビクンビクンと大きく痙攣するのをボクは見た。
言葉にならない呻き声を発したボクは、娘の望むまま、その膣の奥深くで存分に射精して果てていた。

ほっそりとした四肢をボクに絡みつけ子供のようにしがみ付いたまま、娘は離れようとしなかった。

すべての体力を使い果たしたボクは彼女の中に陰茎を収めたままの姿ですっかり寝入ってしまっていた。

目を覚ましたのは昼過ぎ。彼女の中でボクは「朝立ち」していた。先に起きていた娘はボクの上にいた。

酔いが残っていたわけでない。ボクは肉欲に溺れかけていた。明るくなった部屋の中で彼女が揺れ始めた。

締め切った暖色のカーテンごしに溢れる陽光。汗ばんだ娘の白い肌。淡い陰毛にはボクの残滓が在った。

それにしても。なんと淫らに揺れ動く尻なんだろう。この細い躰の何処から力が湧いてくるのだろう。

仰向けに横たわる男に跨って気持ち良さそうに揺れ動く肢体。彼女はボクの理解を超えた存在だった。

「…もっと…もっと…ぁあ、あっ、もっと、ぁんっ、んあっ、あっ…」

自分でも不思議だった。絶倫ではない筈だが彼女と繋がっていると精力が漲(みなぎ)ってくる。
体位を変え跨っていた娘を折り曲げて貫き再びボクは射精した。

汗ばんだ躰を洗うために浴室へ行っても娘は膣内をおうともせずボクとの性交だけを望んだ。恥ずかしそうに微笑し欲情する娘が愛しかった。

浴室を出たボクたちは部屋の中で立ったまま揺れあい、勢いにまかせてベランダへも出てしまった。
角部屋にだけ在る隣室に面しないベランダで、ボクは背後から彼女の白い尻を貫き突き動かした。

陽の下で陰唇に刺さる陰茎を眺める淫靡さと喘ぎ声を必死で堪える娘の健気さに興奮の臨界点が近づく。

暗い嗜虐心が娘の喘ぎ鳴く声を欲していた。ボクは娘の胎内を突き上げるように腰を振りしだいていた。

「…ぁ…ぁはっ、ぁ、あっ、ぁあっ、ぃやっ、だめょ、ぁんっ、ィクっ、ぁあ゛!」

ベランダの縁をつかみながら娘は背を仰け反らせた。股間を開いた丸い尻がヒクヒクと震えていた。
無論ボクも絶頂に達して彼女の中で射精していた。この胎内に何度射精したのかさえ定かではなかった。

戸外で失神した娘を部屋に運び込みベッドに横たえたボクは、独り浴室へ向かうと丹念に躰を洗った。
そして、娘が目を覚まさぬよう、そっと毛布をかけてからボクは静かに部屋を後にしたのだった。


若く美しい肢体に溺れ肉欲の虜になることを恐れてはいたが、甘い誘惑に逆らえずボクは翌週娘の部屋を訪れていた。

しかし、部屋にはもう誰もいなかった。管理人に訊けば「急な引越し」だったという。
もう一度逢いたいと思ってみても、彼女の名前が本名である筈もなくボクは諦めるしかなかった。


以来、再び彼女と出会うことはなかった。ボクにとっては、それで良かったのかも知れない。


それから数年を経て、偶然ボクは雑誌の写真記事に彼女を見つけた。俄かには信じがたい内容だった。

歴史ある資産家の令嬢だという彼女には、独身でありながら息子が一人いると記事には書かれていた。

更に文中で「初恋の人と結ばれて出来た最愛の息子」と紹介された彼は、ボクの幼い頃に瓜二つだった。

彼が「あの時」の子供だとすれば、ちょうど勘定の合う年齢である。恐らく間違いはないのだろう。

確信をもちながら、未だにボクは彼女の不可解な行動の顛末を理解することが出来ずにいる。。。





[体験告白][エッチ][美人令嬢][処女][ディープキス][乳揉み][乳首舐め][生挿入][絶頂][中出し][セックス][妊娠]


コメント
お名前:
気持ち:

コード:

お知らせ

なし

小説を検索