; 佳子の調教 第十二章 由紀子 35、36、37、38_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

ホームページ 戻る 

; 佳子の調教 第十二章 由紀子 35、36、37、38

17-08-09 06:37

三十五
葉山由紀子と良明が知り合ったのは、三年前の夏であった。
海外旅行にも飽きた由紀子は、五日間の有給休暇を取り三泊四日の予定で南紀白浜に来て一人でサマーリゾートを楽しんでいた。
白浜に着いて二日目、由紀子は、午前十時から白良浜に出て一人甲羅干しをしていた。由紀子は、前の年にフロリダへ行った時に現地で買ったオレンジ色の三角ビキニを着ていて、女優のように整ったマスクに加えスレンダーなボディに良く似合っていたので周囲の男達の視線を集めていた。由紀子の女優のような美しさに気後れしているのか男達は由紀子に声も掛けようとはしなかった。
良明は、出張で紀伊田辺の漁具のメーカーに自動旋盤の営業に来たついでに二日有給を取って海を見ながらのんびりとしよう思いつき、時を同じくして白良浜に来た。良明は、骨休めが目的だったので、由紀子を目には留めたものの最初からハントする気はなかった。しかし、良明は、由紀子の清楚だがセクシーな仕草を見ていて男を求めていることを読み取ったことでいつもの虫が騒ぎ出し、行動を開始したのである。
良明は、シートと缶ビールを二本持って由紀子の側へ行き、
「身体を焼いてばかりいると、「熱中症」になりますよ。水分を取らないと。」と言って、缶ビールを一本差し出した。
由紀子は、良明の自然なアプローチの言葉に思わず、
「ありがとう。」と言って、缶ビールを受け取った。
由紀子の左腕には、オメガのシーマスター・レディースモデルがさりげなく光っていた。
良明は、自分の缶ビールのプルリングを引き上げて、一口飲んで、
「今日は、快晴でUVが強いから、気をつけないと今晩ぐらいに辛くなりますよ。それを飲んだら、少しからだ冷やすために泳ぎに行きませんか。」と由紀子に言った。
由紀子は、良明が、意外とハンサムなのに満足して、
「飲み終えたら、連れて行ってください。」と素直に応えた。
「白良浜は、初めてですか。」
「ええ、初めてきたのですが、綺麗なビーチなのに驚いているんです。」
「今日は、平日だから、海水浴客は少ないほうだけど、土日は、イモ洗いのようになるようです。」
「休暇ですか。」
「自己紹介をしていませんでしたね。僕は、『鈴木良明』と言います。機械メーカーに勤めていて、昨日、田辺まで仕事で来て、久しぶりにこのビーチの事を思い出して急に休みを取ることにしたんです。」
「私は、葉山由紀子です。OLです。今年の夏は、何処にも行かずにのんびりしようと思っていたのですが、休みが近づくと海水浴に行きたくなってここへ来てしまったんです。」
「僕は、根がぐうたらだから、綺麗な海岸線を見ると、一日二日の仕事なんかどうでもいいやと気分になりましてね。昨日『急に和歌山の叔父に会いたくなった。』と言って、上司に無理やり捩じ込んで有給を二日取ったんですよ。」
二人は、缶ビールをほとんど飲み干していた。
元々、由紀子は、今までは夏休みになると、フランスのニースやアメリカのフロリダなどと言った世界のリゾート地へ女友達と出掛けていた。冬は、ヨーロッパを何回かに分けて回っていた。
今年は、海外へ出掛ける時いつも一緒だった友人の一人が五月に結婚したことから、夏は、日本でのんびりと過ごそうと思ったのであった。
「飲み終わったみたいだから、泳ぎに行きませんか。」と良明が由紀子を誘った。
由紀子は、
「ええ。」と言って、二個の空き缶を用意していたゴミ袋に入れた。
二人は立ち上がると、浜の方へ歩いて行き、胸辺りまで水につかると、良明が、平泳ぎで泳ぎ始めた。由紀子は、綺麗なフォームで後に続いた。
周りから見ていると、二人は、誘い合わせた美男美女のお似合いのカップルのように見えた。
良明は、しばらくして、クロールに切り替えたので由紀子もクロールで追いかけた。
良明は、二十メートルほど進んで立ち泳ぎをしながら、由紀子が追いついてきて顔を上げたところで、
「海水が、綺麗で気持ちいいですね。」と由紀子に声を掛けた。
由紀子も、
「本当に。鈴木さんは泳ぎがお上手ですね。」
「僕のは、我流です。由紀子さんこそ、綺麗なフォームですね。」
「とんでもなですわ。」と答えた。
良明は、一旦沈んで、海中に潜り始めると由紀子も後を追い、しばらく海底を二人で並んで見て回った。息が切れたところで二人は、海面に上がって立ち泳ぎをしてしばらく息を整えた。
良明が
「もう一度、行きましょう。」と言ったので、二人は、再度もぐり始めた。今度は、少しゆっくりと海中散歩ができた。良明は、海中で動きを止めると由紀子に寄り添い由紀子の唇に口付けをした。由紀子も一瞬戸惑ったが数秒の間、自然とそれを受け止めた。
良明は海面に上がると、
「素敵な唇だ。」と言って、にっこりと笑った。
由紀子は、
「このー。どろぼーさん。」と言って、笑い返した
「それじゃ。本当のドロボーになろうかな。」と言って、またもや良明は海中に潜った。由紀子もついてきたので、少し逃げる振りをして追いかけてくる由紀子の方へ向き直ると、由紀子のオレンジ色の三角ビキニの上下のヒモを解いて取ってしまった。良明は、ビキニを手に持って海面へ上がって行った。良明はビキニのトップを見てパットが入っていないことに気付いた。
戸惑いながら由紀子も海面へ上がった。
「本当のドロボーになったよ。」
「このー。水着ドロボー。」
「でも、裸で泳ぐのって気持ちいいよ。泳いでみたら。」と言って、良明は、逃げるように泳ぎ始めた。
由紀子は、
「待てー。ドロボー。」と言って良明の後を追い掛けた。海面では追いつかないと分かると、海中に潜り先回りして、今度は、海中で良明の海水パンツを脱がせてしまった。
由紀子は、海面に上がると、
「捕まえた。」と言った。
「捕まってしまった。」と笑った。
二人は、お互いの水着を海中で持ちながら立ち泳ぎをして目を合わせると同時に潜った。
今度は、海中に潜ると、二人は、お互いに抱き合いベーゼを交わした。

しばらく、二人は、裸で泳ぎを楽しんだ後、水着を着けて浜辺に上がってきた。
由紀子が確保した場所まで戻る間、オレンジ色のビキニのトップから由紀子の乳首の形が透けていることに加え、ボトムから草むらがうっすらと透けているのでヴィーナスの丘に周囲の男達の視線が一斉に集中した。

三十六

二人は、浜辺に上がってタオルを取ると濡れた身体を拭いた。
良明は、持ってきたセブンスターに火を点けて一服しながら由紀子の濡れた乱れ髪が色っぽいと思った。
良明は、
「いつ水泳をやっていたの。」と由紀子に聞いた。
「大学時代、シンクロをやっていたの。」と言ったので、
「道理で旨いわけだ。俺の我流とは違うわけだ。」
「でも、すごいスピードで泳ぐのね。」
「根がせっかちだから。」
「サンオイルを塗ってあげようか。」
「ありがとう。」
良明は、由紀子が持って来ていたUVカットのコパトーンを手に数滴落とすと、背中から塗り始めた。
「それじゃ。うつ伏せでシートに寝そべって。」と由紀子に指示した。
由紀子は、素直に従った。
良明は、背中からオイルマッサージをするように隙間なくオイルを塗っていった。下肢の後ろを塗り終えると、
「今度は、仰向けになって。」と由紀子に言うと、由紀子は、仰向けになった。
良明は、タオルを由紀子の顔に掛けて、足のつま先の方から太股へとコパトーンを塗って行った。
意外と大きな骨盤と細めのウェストを塗り終えると、良明は、由紀子のビキニのトップをめくり上げバストに直接オイルをマッサージするように塗った。由紀子は、思いもよらぬ良明の行動にどうする事もできず良明に委ねるしかすべが無かった。ただ、タオルの下で、
「恥ずかしいわ。」と小声で囁いた。
「海外では、トップレスもざらだろう。このまま可愛いオッパイも焼いてあげよう。」
と言って、良明は、背中と首の後ろに手を回してビキニのトップを外してしまった。
由紀子の乳暈は、小さめだが、乳房は適度に量感があり、きれいなお椀型をしていた。
良明は、肩を塗り終えると、横に座り、二本目のセブンスターを吸い始めた。
「バストを開放すると、気持ちいいだろう。」
「でも、日本では、恥ずかしいわ。」
「海外では、トップレスで寝そべっていた人が何をおっしゃる。こんな素晴らしいバストを開放してあげないとバストが可愛そうだよ。」
由紀子は、良明に見抜かれていると思った。タオルで顔が隠されているから耐えられると思った。
周囲の男達の視線が由紀子のきれいな剥き出しのバストに集まっていた。
良明は、しばらくして立ち上がると何処かへ行ってしまった。
由紀子は、一人取り残されて、起き上がって水着のトップを探すわけにもいかず、良明の帰えってくるのをじっと待つしか無かった。先ほどから由紀子の羞恥心に火が点き、女芯からラブジュースが止め処も無く溢れ出ているのを感じていた。
横を通り掛かった若者達の一人が、
「色っぽい胸がもろ出しだ。恥ずかしくないんかなあ。」と言った時、由紀子の羞恥心と性的興奮は、最高潮に達した。
三十分ほどして、良明が戻ってきて、
「お待たせ。」と言って、ポカリスエットと缶コーヒーを袋に入れて戻ってきた。
「お待たせじゃないわよ。私一人にして。置いていかれたのかと心配になったわ。」
「ごめん。ごめん。飲み物を買い足してきたんだよ。喉が渇くだろうと思ってね。さあ、飲もう。」と言って、良明は、ポカリスエットの冷えたボトルを由紀子の剥き出しになったバストの上に置いた。
「きゃー。冷たい。」と言って、由紀子は、思わず起き上がった。
周囲の視線が由紀子に一斉に集中した。由紀子は思わず前に落ちたタオルで自分の胸を隠した。
「意地悪ねえ。」と言いながらポカリスエットのボトルを拾って開けると、一気に飲んだ。
「すごいねえ。一気飲みかよ。」
「悪かったわねえ。」
「ほら、可愛いバストちゃんを解放してあげないと、寂しいって言っているよ。」と良明が言うと、何故か由紀子は素直にタオルを外し、横に置いた。
「でも、夏の海は、静かでゆったりとしていて穢れた心が洗われるようで本当にいいね。」
「ほんと、忙しい毎日が嘘のよう。」
「身体が火照ってきた。また、泳がない。」
「泳ぐけど、ビキニのトップはどこ。」
「はい。これ。着けなくても同じやと思うけどなあ。」
「だめです。恥ずかしいもん。」と言って、由紀子はビキニのトップを着けた。
二人は、また、海に入った。
今度は、二人で沖の方までゆったり泳いだ後、
良明が、
「裸の方が気持ちええんとちゃう。」と言うと、由紀子は自ら、海中で水着を外して手に持った。良明も海パンを脱ぐと、手に持って泳いだ。
しばらくして、良明は、由紀子に目で合図をして同時に海中へ潜ると、二人は、お互いを抱き合いベーゼを重ねた。良明は、由紀子の股の間に下半身を入れると、自分の砲身を由紀子の女芯目掛けて突き入れた。由紀子の女芯は先ほどからの興奮でラブジュースが溢れていたのですんなりと良明の砲身を受け入れてしまった。二人は、つながったまま海中で抱擁を続けた。
二人は、同時に海面へ浮き上がると離れた。
由紀子が、
「今度は、強盗になった。」
「幸せな強盗だ。」
お互いの息が、整ったところで、良明が、
「もう一度。」と言うと、
由紀子も合わせて潜り、二人は再度、海中でつながった。
良明と由紀子は、いつの間にかベーゼにも共鳴感が増し、二人は、繋がりながら男と女の織り成すハーモニーを奏でるような身体の動きを示したのであった。
二人は、これを五回繰り返した。
浜辺に上がった二人は、タオルで身体を拭くと、
良明が、
「腹が減ってきた。飯を食いに行こう。」と言った。
由紀子は、
「そうしましょう。」と答え、水着の上からサンドレスを着た。
良明は、Tシャツを着た。
二人は、荷物を整理して浜辺を後にした。

三十七
良明と由紀子は、少し早めの昼食をとる為、近くにある白良荘グランドホテルへ行った。玄関を入ると、フロントクラークが、由紀子に
「お帰りなさいませ。」と声を掛けた。
由紀子は、会釈をしただけだったので、良明は、由紀子がこのホテルに宿泊していることを察した。
海が見渡せるレストランは、空いていた。二人は、窓側の席に案内されて席に着くと、ウェイターが二人にメニューを差し出した。
良明は、
「久しぶりの白良浜は、素晴らしかった。一番素晴らしいのは由紀子さんとの出会いだなあ。これは、神様の思し召しだろう。」
「初めてここに来ましたが、こんなに素晴らしいビーチだとは思っても見なかったわ。」
「由紀子さんと同じぐらい美味しい魚を食べようかなあ。」
「私は、魚ですか。」
「素晴らしい泳ぎ方をするきれいな南の海の魚です。特に水中では生き生きとした身のこなしが何とも言えない優雅さです。」
「お世辞がお上手なんですね。」
「前菜に白身魚をベースにしたマリネが食べたいな。後は、ブイヤベースとパンぐらいがいいな。由紀子さんは、どうされます。」
「私も、いっしょの物で結構です。」
「白ワインを一杯だけ如何ですか。」
「私を昼間から酔わせて如何なさるおつもり。」
「魚料理には、さっぱりした白ワインが一番かなと思いまして。深い意味はありませんが、一杯如何ですか。」
「一杯だけなら。」
良明は、ウェイターを呼んで、
「前菜に近海で取れる白身魚をベースにしたマリネとその後ブイヤベースとパンを適当に見繕って二人前お願いします。それから、注文した料理に合いそうなソーテルヌの白ワインをグラスで二杯お願いします。」と注文した。
ウェイターは、
「承知いたしました。」と言ってメニューを受け取ると、二人のウォーターグラスに水を注いだ。
良明は、すぐさまウォーターグラスを手に取ると一気に飲み干して、
「ああ、生き返った。」と言った。
由紀子は、さりげなく女性の好みに合わせる良明の卒のなさと大胆さに改めて好感を持ったことで海中での行為の余韻が増幅し始めたのを感じた。
「こちらは、何年振りに来られたんですか。」
「二十五年ぶり位です。僕が、小学生の低学年の頃、家族で海水浴に来た時以来です。」
「それにしては、海岸や海中の状況を知り尽くしていらっしゃるのに驚きましたわ。」
「その頃、夏休みになると、毎年ここに来ていたんです。」
「それで、よく御存知だったのですね。」
ウェイターが、良明のグラスにお冷を注ぎ足しに来た。
良明は、
「タバコを吸っていいですか。」と言った。
由紀子が、
「気になさらないでどうぞ吸って下さい。」
良明は、セブンスターを一本取り出すと、火を点けた。
「どうも、僕は、洋食のレストランが苦手で。」
「私も気詰まりな所は、嫌ですわ。」
「ここは、海がきれいに見えるし、最高なんだけど、格調高いところが、僕は苦手なんです。」
「小奇麗過ぎると、ゆったりとした気分には中々なれませんね。」
「落ち着かないのを少し辛抱すると、ここから見る夕日は最高です。ここで夕日がゆっくりと沈んで行くのを見ていると、この世の物とは思えない美しさを感じます。夜の帳が、落ちる頃には、今日も一日、俺は楽しく生きていると思うんです。」
「良明さんて、案外、ロマンティストだったりして。」
「案外、そうかもね。」と言って、良明は笑った。由紀子の顔もほころんでいた。
ウェイターが、白ワインを二人のテーブルに置き、シルバーをセットしてマリネのソーサーを置いた。
ウェイターは、
「スズキをベースにしたマリネです。総料理長が自ら調理いたしました。鈴木様によろしくお伝え下さいとの事でした。」
「何かのジョーク。ほんまの話かいな。その料理長のお名前は。」
「総料理長は、山下雅史と申します。」
「そうですか。まだまだ、お元気なんですね。安心しました。山下さんに『良明からお気使い頂いてありがとうございます。』とお伝え下さい。」
「承知いたしました。」
「総料理長とお知り合いなんですか。」
「いえ、親父の古くからの友人です。僕は、子供の頃に何度か会ったことがあります。」
良明の父は、グルメであったので家族連れでよく京都の町を食べ歩いた。総料理長の山下雅史は、都ホテルの総料理長を六十歳で引退し、郷里の白浜に帰ったと聞いていた。山下が二十八歳になった時フレンチの修行の為、フランスへ行った。その前は実家近くの南禅寺参道にある料亭「菊水苑」の板前をしていた。山下は、十年に渡りフランスで修行した後、今で言うスーパーモデルをしていた美人のフランス人妻を伴って帰国し、都ホテルのフレンチのシェフに就任した。良明は、子供の頃から家族で山下のいた都ホテルのフレンチレストランへ食事に行った。山下には、二人の娘がいて、二人ともそれぞれが若くしてパリのクチュール組合のクチュリエである。
「さあ、ワインのお味は、どうかなあ。」と言って、良明は、一口飲んだ。
「これは、旨い。ソーテルヌの醸造年は、分からないが、めったに手に入らない物やなあ。」
良明は、カップルで食事に来ている事を知って、山下が気を利かせてソーテルヌの上物をグラスでだしてくれたのだと思った。ソーテルヌ地区は、世界で最高の甘口の白ワインを世に送り出している。さっぱりした甘味と酸味のバランスが取れていて、南フランスの海で水揚げしたばかり海鮮料理とのマッチングは最高に食事を盛り上げるのである。
由紀子もそう言われてソーテルヌを一口味わってみた。良明は、すでにマリネを口に運んでいた。
由紀子は、
「こんなに美味しい白ワイン飲んだことありません。」
「このさっぱりしたマリネにぴったりだ。」
由紀子もマリネを食べてみた。由紀子が、今までに食べたフレンチのコースでも味わったことがない美味しさだった。由紀子は、二口目の白ワインを飲みながら、良明のナチュラルな会話術といい、口の中で広がる幸福感を味わった。由紀子は、今朝良明に出会ったばかりなのにその良明にのめり込んでいく自分を押さえ切れなかった。
「こんな素晴らしい酸味のマリネに出会えて幸せですわ。」
「素晴らしい酸味は、由紀子の身体から出すラブジュースの方が一枚上手と思うけど。是非、それを舌で味わってみたい。」と良明にさらっと言われて、由紀子は子宮が波打ち、女芯から愛液が溢れるのを感じて、頬を紅潮させた。由紀子は、性的興奮が最高潮に達していて、言葉を継ぐことができなかった。由紀子は、その後、自分が良明とどんな会話をしたのかも覚えていなかった。由紀子は、ブイヤベースを食べ終わる頃には白ワインを二杯飲み干していた。

三十八
良明は、レジを済ませると、
「酔い覚ましに散歩でもしようか。」と誘った。
由紀子は、ロビーを歩きながら
「このホテルに昨日から泊まっていますので、私のお部屋でお話ししませんか。」と自ら良明を誘ってしまった。
由紀子は、フロントで自分の部屋のキーを手渡されると、ロビーで待たせていた良明のところへ寄っていくと、良明の腕を取り身体を預けた。
フロント周辺は、客はほとんどいなかったが、フロントクラークは二人が、部屋に向かうのを見て見ぬ振りをして見送った。
由紀子が白良荘グランドホテルに取っていた部屋は、最上階のデラックスダブルであった。スタンダードの部屋より内装が一段と豪華だった。
良明は、由紀子の部屋に入ると、行き成り由紀子の唇を奪い激しいベーゼを交わした。由紀子は、すぐに身体を波打たせて喘ぎを漏らし始め、良明が、水着の上に着ているサンドレスを脱がせにかかると、脱がされ易いような身のこなしをした。その時、良明は、サンドレスから、『ゲランの夜間飛行』の香りを感じた。
良明が、三角ビキニの上下を毟り取り、由紀子を抱き上げたが、由紀子は、良明の唇から離れようとはしなかった。
良明は、由紀子をクイーンサイズのダブルベッドに寝かせ、着ている物を全て取り去ると、由紀子に覆いかぶさった。由紀子は、良明の下でもがきながら、良明の愛撫に激しく反応し続けた。
良明は、すでに海中で由紀子の女芯を味わっていたが、ベッドの上でじっくりと由紀子の美しい身体を楽しむことにした。
良明は、由紀子の右手をヴィーナスの丘から下の充血した花びらに指を進ませると、そこはすでにラブジュースが溢れていた。指に纏わりついたラブジュースを自分の舌へ持ってきて舐めた。
良明は、熟れて木から落ちたリンゴの果実をたっぷり味わう事に取り掛かった。
「由紀子の御汁は、素晴らしくまろやかな酸味のラブジュースだ。これから、じっくりと舌で味わうことにしよう。」と言って、ベーゼを外して、由紀子の股を大きく開けて顔を観音様に目掛けて近づけて行った。
由紀子の艶毛は、ビキニを着る為に抜いて整理した跡から想像すると元々広く生えている事がわかった。
由紀子は、これから始まることを察して、
「あーん。あかん。そんなんされたら、私、どうにかなってしまいます。」
良明は、由紀子の股間に割って入ると、両手で由紀子の両下肢をM字型に開いて固定し、おそそにうずくまって、草むらを掻き分けるようにべちょべちょになっている内陰唇を舌でねぶり上げた。冴子の女の秘塔を包皮から剥き出して愛液をまぶした舌でゆっくりと舐めた後、蟻の門渡りの辺りから、外陰唇の外側をクリトリス近くまで、何度となく舐め上げた。由紀子のそこは、まろやかでさっぱりとした甘酸っぱい香りを発散していた。
菊の御門もぬかるみ状態であったので、指で菊の御門も刺激してやると、冴子はもどかしげに腰をゆすりたおした。
「はーーん。あかーん。」と由紀子は喘ぎが激しくなった。
良明は、由紀子が、「もうー、だめっ。かんにん。」と言って、大きく仰け反ったことで
クリトリス・オルガスムスに達したのを悟った。
「ほしい。ほしい。良明さんのが。」と訴えた。
「俺の何がほしい。」
「あれを下さい。」
良明は、起き上がると、由紀子の両下肢を開いて亀頭の先だけ入れた。
「あはーん。それです。それを下さい。」
「何がほしいのか、はっきり言わないと遣らない。」
「いやーん。意地悪―っ。良明さんの『おっ、おちんちん』を下さい。」
良明は、その言葉を聞き、しばらく間を置いてから、ゆっくりと、進めて行って、一番奥の子袋に突き当てた。
「はあーーん。」
今度は、一旦入り口までゆっくりと戻り、今度はグレーフェンベルグ・スポット目掛けて下から上へ突き上げた。
「あっ、あっ、それは、あかーん。また、行きそうーです。」
「行けば。」と言って、良明は少し引いて強烈に三発突き上げた。
「はあーん。あっ、あかーん。」と由紀子は喘いで、膣洞を収縮させると同時に顔を紅潮させて仰け反った。
良明には、由紀子が二度目のアクメに達したのが分かった。
良明の逸物は、長さは十四センチだが、直径が五センチを越えている。これで良明は何人もの女を虜にしてきたのであった。
しばらくして、由紀子は目を開けた時、良明は、由紀子の唇に軽くキスをして、
「素晴らしいお味だったよ。」
「こんなに感じたのは初めてです。」
「ところで、まだ俺のは爆発していないんだ。雁が音をしてくれない。」
「『雁が音』って何ですか。」
「フェラチオのことだ。由紀子にさせたいんだ。」
「そんなのしたことないので恥ずかしい。」と由紀子は言いながら、良明をベッドに仰向きに寝かせて起き上がると良明の砲身に向かった。
由紀子は、良明の逸物を見た瞬間に
「こんなに立派な物を入れて頂いたのですか。」と言って、良明の砲身を舌で丁寧に舐め始めた。
良明は、由紀子のはちきれたヒップのあわいに右手を差し入れ指で蛤御門周辺を捏ねくり始めた。
由紀子は、益々雁が音に熱を入れ始めたと見えて、大きく口をあけ、喉の置くまで良明の男根を入れて首を前後させてコイッスした。
由紀子のフェラチオのテクニックは未熟だったが、良明は、熱心にフェラチオをする由紀子に愛しさを感じた。
良明も分身が十分な張になってきたので、
「茶臼でやってくれる。」と言った。
由紀子は、良明の男根から口を離すと、
「どうすればいいですか。」と聞いた。
「騎乗位つまり馬乗りになってくれればいい。」
そう言われて、由紀子は、素直に良明の腰に跨ぐように乗ると、良明の男根が自分の女芯に合うように腰の位置を動かし、自ら良明の物を受け入れるように腰を沈めて行った。
由紀子は、最後まで腰を沈めると、自然に前後に腰を動かし始めると、Cカップのバストが大きくそれに合わせて揺れ始めた。
良明は、両方の手の平で由紀子の乳首がこすれるようにあてがった。
由紀子は、乳首のむず痒さが堪らなくなり、
「乳首が、感じます。おっぱいを強く握ってください。」と哀願した。
良明は、左手で由紀子の右の乳房を強めに握った。
「あーーん。感じます。」
由紀子の秘洞は強烈な収縮を始め、由紀子の興奮は一気に高まりを見せた。
「左も握ってください。」と言ったので、良明は、由紀子の両乳房を思いっきり握り締め、押し上げた。由紀子が良明によって下から押し上げられたことで丁度良明の亀頭がグレーフェンベルグ・スポットに命中し、由紀子の秘洞が入り口から奥までリズミカルに強烈な収縮を起こして頭を仰け反らせてアクメに達した。
さすがの良明もこのリズミカルに続く締め付けには堪らなくなり、由紀子の秘洞の一番奥に精水をぶちまけた。
由紀子は、興奮がおさまりかけてくると良明の胸に身体を密着させ、良明の唇にベーゼを繰り返した。
「そんなに良かったのか。」と良明が言うと、
「こんなに感じたのは初めてです。貴方を忘れられなくなりそう。」
由紀子の女の喜びが開花した。女は、初めてセックスした男と一番強い快感を与えてくれた男を死ぬまで忘れない生き物である。これは、逆もまた「真」である。
由紀子は、まさに良明の虜になってしまった。
結局、良明は、泊まっていたホテルシーモアを引き払い、三日間この白良荘グランドホテルで三夜を過ごすことになった。
偶然にも二人が、お互いに京都の生まれであることを知り由紀子は運命を悟った。
それからの由紀子は、良明の言いなりに「男爵の館」の一員になって現在に至っている。
由紀子は、損保最大手の「東京マリーン」のOLを続けながら、「男爵の館」と「島原」を往復しているのである。
由紀子は、中野美千代と「男爵の館」で知り合った。最初は、お互いに警戒していたが、
「類は、友を呼ぶ。」というか、同じ境遇でもあった為、二歳上の美千代と意気投合し、女としての将来の事についても二人で色々語り合う仲になった。
由紀子と美千代は、良明の女であることをお互いに認め合っているであった。その美千代は、一年半前に自らの意思で「男爵の館」で働く事を辞め、普通のOLの暮らしに戻った。
-つづく-


コメント
お名前:
気持ち:

コード:

お知らせ

なし

小説を検索