; 狂女_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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; 狂女

17-09-02 03:27

食卓の上が片付けられても、多くの女たちが椅子や床の上で性の余韻に浸ってけだるそうにしており、食堂はまだ淫靡な雰囲気に包まれていた。僕に充分相手をしてもらえなかった者たちもオナニーで補い、満たされた様子である。その中で、椅子に掛けて脚をだらしなく大きく広げたまま半開きの目でいた昭代は僕と目が合うと微笑し、椅子から立ち上がって近寄って来た。そして床の上で色っぽく女座りをし、両手を僕の脚に置いて、「ねえ、私をハーレムの管理人にして下さらない?」と甘える様に微笑して提案した。僕は昭代の顔を見詰めた。昭代も、怯む事無く僕を見据えている。「お前の魂胆はわかっとるさ」軽く苦笑いをして言うと、昭代は、「あら、何の?」と不敵な表情で訊き返す。「管理人にかこつけて自分が!
配したいんだろ?」「そんな事ありませんよ。私はあくまでもあなたの奴隷」「ふん、わかるもんか」「・・・・・」昭代は鋭い視線を僕に注ぎながら、「私がどれだけあなたに貢献していると思ってるの?」と居直った。僕は昭代の顔をちらっと見ただけで言い返せずにいた。確かに彼女は、預貯金ばかりか、土地と邸宅を売却して得た莫大な金に加えて、会社経営による収入などもほとんど僕に貢いでおり、それらが無ければ贅沢な暮らしやハーレムの維持なんか出来る筈が無い。「その気になりゃ、あんたなんか簡単に潰せるんだから」「脅す気か?」睨んで凄むと、「そんな事ありませんよ」と急に優しくなって僕の脚に頬擦りをした。その態度の変わり様が不気味で、恐ろしさを感じた。『こいつを敵にしたら大変な事に!
なる・・・・・』昭代は僕を見詰めていた後!
その心を見透かした様に、「ね、私のお願いを聞いて下さるでしょ?」と有無を言わせぬ調子で言った。「・・・・・・まあ、いいけど・・・・・」「良かった。ありがと」昭代は僕の頬に軽くキスをして元の椅子に戻った。この女が何を企んでいるかはっきりわからず、不安を消せなかった。                                           僕の弱みをしっかり握っている昭代の思わぬ攻勢は、考えれば無理からぬ事だ。むしろ、財産や収入を貢ぐまでにとことん服従しているのが信じられないくらいだ。それなのに、この傲慢な中年レズ女も僕の巨棒に溺れる余り何の見返りも期待せずに性奴隷の身に甘んじていると見くびっていた。その間に色々悔しい思いや心の葛藤があっても!
僕は気が付かないか、敢えて無視して来た訳だ。そんな心中や貢献度を今になって改めて慮ってみると、不安は残っても、ハーレムの管理を任せても構わない気もした。                                                                                                                     


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