女5人冬物語_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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女5人冬物語

22-06-03 01:42

ここは郊外のはずれにあるボロアパート。その隅の二部屋の扉のノブには、黄色いハンカチが巻かれてある。何故ハンカチが巻かれてあるかは、誰も知らない。土曜日の午後、その部屋の1つ、一番端の住人が帰ってきた。

石川由香里20歳大学2年生である。眼鏡が似合う聡明そうな娘だ。チラッとお隣を見て部屋に入っていった。日も沈んで夕方5時頃、今度はハンカチが巻かれたもう一つの部屋の住人が帰ってきた。高瀬美香と佐藤一美、共に27歳のOLだ。こちらも隣の部屋を見ながらひそひそ声で話し、部屋に入っていった。それから1時間足らずした頃、セーラー服の女子高生がやって来た。
相沢恵子18歳高校3年の受験生だ。

「やったー」

と小声ではしゃぎながら慌てる様に端の部屋に入っていった。
今夜この二部屋で、一晩中乱交パーティーが繰り広げられようとは誰も想像出来なかった。

「あん、あん、あん」

「いくう~いくいくいくう~」

「あ~ん、気持ちいい~」

「だめぇ~またいっちゃう~」

乱交パーティーと言っても女だけの乱交パーティーである。彼女らはレズビアンなのだ。女同士4人で一晩中愛し合う。部屋は正に熱気を帯び、狂気をまとって絶叫がこだまする。
相手をとっかえひっかえ、又は3人で1人を責めたり、4人が輪になって愛撫し合ったり、レズ4Pが朝まで続く。そこには快楽と嫉妬、愛情、興奮いろんなものが混ざり合っていた。

「美香、だめ私変になっちゃう~」

一美は身体をくの字に曲げさせられ大股を広げて由香里の絶妙なクンニを受けている。この体位だと自分のおま〇こが舐められているのがよく見えて恥ずかしさでより一層感じてしまう。

「一美好きよ、愛してる」

横では美香と恵子が貝合わせをしておま〇こを擦り合わせていた。一美のいく姿に嫉妬を覚えながらも更に興奮してクリトリスが敏感に反応する。

「ああ~ん、気持ちよすぎる」

「由香里先輩、見ないで~」

恵子も限界を迎えて恋人の目の前でいくことに恥じらいを感じる。

「どう?一美さん気持ちいいでしょ」

恵子のいく姿を横目で見ながら、負けてられないとばかりに由香里は舌をフル稼働していった。

「おうあぁ、いっっっぐうう~」

そう、これは単なる4Pではない。レズスワッピングパーティーなのだ。美香と一美、由香里と恵子がそれぞれカップルだ。彼女らはふとしたことがきっかけでスワッピングを始めるようになった。それで今まで以上にお互い愛し合えるように
なったのだ。彼女達はこれからもこの関係を維持していく為にいくつかルールを作った。
1、必ず4人いる時にする
2、終わった後必ず恋人に正直に感想を言う
3、互いのカップルが了解の時にする。目印として、OKの時は玄関のノブに黄色いハンカチを巻く
それが今日だったのだ。こういったパーティーが出来るのは久しぶりだった。恵子などはそれこそ待ってましたと
言わんばかりにはしゃいでいたのだ。
しかしこの関係もそう長くは続かなかった。ある一人の女性の出現によって。

つづく「女5人冬物語2」へ


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