この話は続きです。はじめから読まれる方は「美優夫人の飼い犬」へ
女の言葉に,まるで試されている様な気がした。
逆らえば彼らと同じ側の扱いを受ける様な気さえした。
足下の犬はそんな言葉も聞こえない様に舌を這わせて舐め回していた。
「ママ‥」
女を見ると静かに首を振った。
自分を守るために‥
自分の身が可愛いがために‥
悪魔に魂を売った気さえした。
片方の足を足下の犬の頭に乗せると力を入れた。
後ろに倒れた犬が恨みがましい目を向けるでもなく,また這い上がり足を舐め出した。
「坊や。」
「ママ‥」
女が満足そうな顔をして頷きながら僕を見ていた。
足の指を一通り舐め終わると足首からスネを犬になった男が舐め上げる。
「ママ‥」
女を見ると足を開き,楽しそうに舐めさせている。
そんな事‥
やがて僕が先ほど放出した精子の溢れ出す女の股間に顔を近寄せると,髪を掴み顔中に溢れ出る汁を塗りつけ恍惚とした表情をしていた。
僕の足下に這い回る犬もやがて膝から内股に顔を寄せてきた。
そんな‥
「ママ‥」
「ワンちゃん,坊やのおちんちんペロペロしたいんじゃない。させてあげなさい。」
「でも‥」
男同士なんて‥
「ワンちゃん,ペロペロするのが好きだから‥させてあげてみて。」
女の言葉には懇願よりも命令の響きがあった。
足を開くと抵抗もなく,陰嚢からペニスまでを良く動く舌で舐め出したのだった。
「アナルも舐めなさい。」
肘掛けに足を乗せ,女が腰を突き出すと窮屈な姿勢で舌を動かし,女の排泄器官を舐め回していた。
「坊やもアナル,ペロペロしてもらいなさい。」
「僕は‥」
「どうして?ママが坊やのアナル,ペロペロしてあげたらあんなに悦んでたじゃない。」
「でも‥」
「ワンちゃんも坊やのアナル,ペロペロしたがってるわよ。舐めさせてあげなさい。」
「ママ‥」
もはや抗う事はできなかった。
犬の様に這い回る彼に哀れみを感じながらも女と同じように腰を突き出すと彼が舌を伸ばして,僕の排泄器官を舐め回していた。
「あ‥」
悪魔に魂を売り渡した瞬間に排泄器官から感じた事のない様な身体中に鳥肌が立つ様な甘美な感触があった。
「坊やは本当にアナルが感じやすいのね。そうだ。ママが坊やにその犬をプレゼントしてあげるわ。何でもしてくれるから坊やが寂しい時,遊んであげなさい。」
「はい。ママ。ありがとう。大切にするね。」
女が立ち上がり足下に這い回る犬を押しのけた。
つづく「美優夫人の飼い犬15」へ
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