この話は続きです。はじめから読まれる方は「美優夫人の飼い犬」へ
この部屋にただじっとしているのが苦痛だった。
ただ部屋の外に出る気にもならず‥
トイレに行きたくなると仕方なくインターホンで男に相談をした。
まだあどけなさが残る可愛い顔をした犬になった彼と二人きりでいると,彼も退屈な様で足の指を時折舐めてみたり,ペニスに舌を伸ばそうとするのを制していた。
「おちんちん見て良い?」
聞くと嬉しそうに仰向けになって小さな物を晒した。
去勢されて膨らみのないペニスは異様な気がしたが可哀想なので言わないであげた。
「大きくなる事あるの?」
伸びきった皮に隠れたペニスを剥いてみると,きれいな色をした亀頭が見えて,痛いかなとツバを垂らしてしごいてあげると少し固くなったと思ったらすぐに透明に近い色の精子を垂らしてイッてしまった。
「気持ち良かった?」
手に付いた彼の精子をどうしようかと考えていると彼が舌を伸ばして舐めてくれた。
「僕も‥」
「え?」
初めて人間らしい言葉を聞いた。
「何?」
「ご主人さまのペニクリ‥」
何を言っているのかわからなかった。
「ペニクリ?」
聞くとペニスに顔を寄せて舐め出した。
「舐めるのが好きなの?」
強制されて嫌々しているのだと思っていたが違っていた様だった。
女が帰るまでの長い時間を掛けて彼と少しづつ会話をした。
そして,ここにいるのが本当に嫌々強制されている者は少ないのを知った。
彼は元々,芸能界の人間だった。
親元を離れるずっと以前から男でありながらいつも違和感を感じていた。
女性と接しても羨ましいと感じる事はあっても好きになる事はなかった。
むしろ,男性に惹かれる事の方が多かったと言う。
事務所の中で噂になってしまい,芸能事務所の社長が女に相談をして今の生活を送る様になったと言った。
ここに来て,長年の夢だった手術を受け,生活をしているうちにもう一つの自分に気付いた。
真性マゾ‥
虐められ虐げられると狂う自分の性格が開花したのだった。
そして彼の様に好んでここにいる者も少なくない事を知った。
僕は‥?
ここに閉じ込められて一週間足らずだが‥
女を「ママ」と呼び偏執的なセックスに確かに今まで感じた事のない様な高ぶりを感じたのは事実だった。
つづく「美優夫人の飼い犬18」へ
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