牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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25-11-05 09:07
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「え? 人数? そんなの覚えてないよ」 妻の涼子が、キョトンとした顔で言った。私の会社の部下の研二が、 「覚えてないくらい沢山なんですか?」 と、からかうような口調で言う。 「そんなの聞いて、どうするんだよ。別に、興味ないだろ?」 涼子は、少しイラッとした顔で言った。 今日は、部下の研二が家に遊びに来ている。出身大学も同じと言うこともあり、研二とは仲良くしている。あまり会社の人間と仲良くするのもどうかと思うが、明るい性格で会話も上手な研二のことは、涼子もけっこう気に入っているようだ。 そして、あまり飲まない私と違って酒に強い研二は、今日も涼子に飲まされている。酔いが進むと、研二も馴れ馴れしい感じで下ネタっぽいことも口にするようになる。 「メチャ興味ありますって。涼子さん、美人だからモテモテだったんでしょ?」 研二は、涼子を持ち上げるようなことを言う。でも、実際に涼子は美人な方で、私の自慢の嫁だ。 子どもを二人産んで、母乳を与えている時は少しぽっちゃりしたけど、今ではすっかり体型も戻ってスリムでスタイルの良い身体になっている。 涼子は、37歳で私の3つ上だ。いわゆる姉さん女房で、実際にかなり姉さん気質だ。私は、いつも尻に敷かれっぱなしだ。 「まぁ、それなりにな。でも、経験はそんなに多くないから」 そんなことまで話をする涼子。研二は、まだ28歳で可愛らしい印象もあるせいか、涼子もかなり可愛がっている。心を開いているなと感じる。でも、経験数とかそんなことまでは話をする必要がないと思う……。 「そんなにって事は、10人以下って事ですか?」 「そっ、そんなにあるわけないだろ!」 慌てる涼子。涼子がこんな風に慌てているのは、あまり見た記憶がない。ちょっと、面白いなと思ってしまう。 「じゃあ、何人なんですか?」 研二は、しつこく質問をする。興味があるのかからかっているのかよくわからないが、ニヤニヤしながら質問をしている。 「研二はどうなんだよ」 涼子は、少し頬を赤くしながら研二に話を振る。こんな涼子は本当に珍しい。 「俺は10人くらいですかね」 さらっと答える研二。意外に多いので驚いてしまった。 「ホントに? 多すぎない?」 涼子も驚いた顔で言う。でも、研二は涼しい顔で、 「そんなことないっす。普通ですよ」 と言った。釈然としない顔の涼子に、 「涼子さんは何人ですか? 俺の聞いたんだから、教えてくださいよ!」 しつこく詰め寄る研二。でも、涼子は、 「言うか、バカ。ほら、もっと飲めよ。全然飲んでないだろ?」 と言いながら、彼のグラスにワインを注ぐ。 「じゃあ、これ飲んだら教えてくれますか?」 研二も相当しつこい。 「教えない。それよりも、10人って全部付き合ったの?」 涼子は、けっこう興味を持ったようだ。 「付き合ったのは3人ですね」 「はぁ? 7人は遊びなのか?」 「いや、そんなこともないですけど、なんて言うか、セフレ?」 研二は、言葉を選んでいるようで選んでいない。 「なんだよそれ。けっこう遊んでるんだな」 涼子は、少し軽蔑したような口ぶりだ。涼子は、ぱっと見は派手な印象がある。顔が美しすぎるせいかもしれないが、地味な感じではない。それなのに、涼子は意外に真面目なところがある。貞操観念も、古風だなと思うくらいにしっかりしている。 「まぁ、遊んでるって言われると言い返せないですけど、真剣に遊んでましたよ。好きでしたもん。みんなのこと」 研二は、そんな説明をする。 「良い風に言ってるだけだろ。ただの遊び人だったんじゃないのか? 最近は? 彼女いるんだっけ?」 涼子は、質問を続ける。研二が涼子のことを気にしているように、涼子もけっこう研二のことが気になるみたいだ。 「今はいないっす。でも、好きな人はいます」 研二が真面目に答える。 「へぇ、どんな子なの?」 涼子は、本当に興味があるみたいだ。 「涼子さんですよ」 研二は、またふざけた感じで答える。 「いや、全然趣味じゃないから」 涼子は、あっさりと答える。研二は、そんな〜とか言って悲しそうな顔をする。本当に、いつもふざけてるなと思う。でも、憎めないキャラクターだなと思った。 研二が帰った夜、涼子が、 「直道、なんか興奮してただろ。なんか、もっこりしてたけど。なんで興奮してたの?」 と、不思議そうな顔で聞いてきた。私は、バレたいたんだと慌てた。そして、言い訳が思い浮かばずに、正直に答えてしまった。 涼子が、研二と仲良くしているのを見てなぜか興奮したと……。 「ハァ? それって、寝取られ性癖ってヤツ? そんなヘンタイだったっけ?」 涼子は、少しイラッとした顔だ。私は、そんなことはないと言いながらも、そうなのかな? と、自問していた。 ベッドに入ると、珍しく涼子がキスをしてきた。子どもも8歳と6歳になったので、最近はなかなかセックスをしようという感じにならなくなっていた。 息子達が別の部屋で寝ていても、起きてきたらマズいと思ってだ。 「こんな風に、アイツとキスするの想像してた?」 涼子は、そんなことを言ってくる。私は、返答に困ってしまった。すると、涼子は私のペニスをパジャマごと握ってくる。そして、 「こんなに固くなってるし。想像した? 私がキスしてるところ」 と、聞いてくる。私は、素直にうなずいた。 「へぇ、寝取られ好きのドヘンタイなんだ」 涼子は、からかうように言う。私は、ちょっとヤキモチを焼いただけだと言った。 「フフ、可愛いじゃん」 そう言って、涼子はキスしてくれた。荒々しく、かき混ぜるように舌を使う彼女……息遣いが荒くて興奮しているのが伝わってくる。 「こんな風に、アイツにキスされたらドキドキするのかな?」 涼子は、挑発的なことを言う。でも、私はその言葉にドキッとしてしまった。アイツとキスしたいの? と、聞くと、 「別に。でも、直道が見たいって言うなら考える」 涼子は、ぶっきらぼうに答える。私は、言葉に詰まってしまった。そんなこと、考えたこともなかった。涼子が、研二とキスをする? 想像すると、興奮が湧き上がる。自分でも、不思議で仕方ない。 「あらら、もっと固くなった。本気で見たいんだ。ビックリ」 涼子は、私のペニスを握りながら言う。思わず謝る私に、 「別に謝らなくても良いけど。でも、前からそんなこと思ってたのか?」 と、ペニスを握ったまま質問した。私は、そんなことはないと答える。 「ふ〜ん。急に目覚めたんだ。まぁ、性癖は色々だからな」 涼子は、そう言うとおもむろに私のパジャマを脱がせてパンツも降ろした。いつも以上に勃起したペニスがあらわになる。 なんとなく気恥ずかしいなと思っていると、涼子は私のペニスをくわえた。舌が絡みつき、強い快感を感じる。 「本当にカチカチだな。今も、想像してる? 私がアイツのチンポくわえてるところ」 涼子は、さらに挑発的なことを言う。でも、顔が真っ赤になっている。そんなに恥ずかしがりながら言うことでもない気がするが、涼子も興奮しているような感じもする。 私は、想像していると答えた。そして、涼子も想像してるの? と、質問した。 「してるよ。直道が見てる前で、アイツのチンポくわえてるところ」 そんな風に答える涼子。私は、その言葉でさらに興奮してしまった。ヤキモチや嫉妬を感じていて、それがなぜか興奮に変換されている。そういうことだと思う。 「本当に固い……いつもこんなだと良いのに。本当にドヘンタイなんだな」 そんなことを言いながら、フェラチオを続ける涼子。私は、涼子が研二のペニスをくわえている姿を想像して、さらに興奮が高まる。そして、ただでさえ早漏気味なのに、今日はさらに早かった。イキそうだと告げると、そのままフェラチオを続けてくれる。ペースも早くなった。私は、あっけなく涼子の口内に射精をしてしまった……。 「今日は早かったじゃん。こんな風に、アイツの精液飲むところ想像してた?」 涼子は、ニヤニヤしながら言う。私は、精液を飲んでもらったことにテンションが上がりながらも、研二の精液を飲んでしまう涼子を想像してドキドキしていた。 そのことがきっかけで、涼子は私を挑発するようになった。何かにつけて研二のことを話題に出し、私が嫉妬するように仕向ける。 挑発されると興奮が高まりすぎてしまい、手や口でイカされてしまってセックスにたどり着けないような感じになってしまった。 私ばかり気持ちよくなって申し訳ないと思い謝ったが、 「別に良いよ。二人とも起きたら大変だし。私も興奮してるから、声大きくなっちゃいそうだし」 と、答えた。そんなに興奮しているの? と、質問すると、 「変なことばっかり言い続けてたから、リアルに想像しちゃうようになったからな」 と、ぶっきらぼうに答えた。こんな感じになっているのは、罪悪感を感じているからだと思う。私は、少しマズいなと思いながらも、それを見てみたいと思ってしまった……。 そんなある日、また研二を夕食に誘った。今日は、息子達は実家に泊まりに行っている。両親は、息子達が遊びに来るのを本当に楽しみにしていて、毎週でも遊びに来て欲しいと言っている。子ども達がいない状況で研二が遊びに来るのは初めてなので、なんとなくドキドキしてしまった。 そして、色々想像して興奮しながら仕事を続けた。夕方になると、研二がニコニコしながらそろそろ時間ですねと言ってきた。 研二は、本当に涼子のことが気に入っているのだと思う。自分の妻をそんな風に思ってもらえるのは、夫としては誇らしい気持ちになる。でも、性的な目でも見られているのかな? と思うと、心配な気持ちになる。 そして、会社を一緒に出た。 「涼子さん、ワイン好きですよね。買っていきましょうよ」 研二は、楽しそうに言う。こういう所が、人に好かれるんだろうなと思う。仕事がすごく出来るわけではないが、お客さんの評判も上々だ。私は、どちらかというと内向的な性格なので、羨ましいと思ってしまう。 「あ、お疲れ様〜。なにそれ、ワイン? 気が利くじゃん」 涼子は、早速上機嫌だ。でも、私は涼子の格好を見て驚いていた。短いスカートは、太ももが半分くらいは見えてしまっている。
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