牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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25-11-05 11:01
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「家具屋、行ってきたよ。なんか、色々選んでもらった。飯も食って、デートみたいで楽しかったよ」 夕方、会社終わりに落ち合った恭介と尚人。尚人は、楽しそうに報告を始めた。今日、結衣が尚人と会うことを、恭介は尚人からしか聞いていなかった。結衣は、とくに何も言っていない。 「それだけなのか?」 恭介は、前のめりで質問する。不安と興奮が入り混じったような、なんとも言えない表情になっている。 「飯食べた後に、ちょっと首都高乗ったよ。軽いドライブ。環状線回って、お台場まで行って来た」 尚人は、すでに罪悪感は感じていないみたいだ。 「それだけ……なのか?」 恭介は、かなり緊張した顔だ。 「悪い、さすがにまだ無理だった。でも、次は完全にデートの約束した。ワールドスクエア行ってくる」 尚人は、軽くドヤ顔になっている。 「え? ワールドスクエア? デートに?」 恭介は、かなり意外そうだ。初デートに行くような場所なのかな? という顔になっている。 「なんか、子供の頃から好きなんだってさ。知ってた?」 「いや、知らなかった。結衣とは一回も行ったことないよ」 恭介は、少し元気がなくなっている。 「なんか、子供っぽいって思われたくないみたいなこと言ってたぜ」 慰めるような尚人。 「結衣は、どんな感じなの?」 尚人が、話題を変えるように質問した。 「けっこう良い感じだと思うけどな。ラインの感じもだいぶ打ち解けてきてると思うけど」 そう言って、スマホを見せる尚人。恭介は、毎日楽しそうにやりとりしているタイムラインを見て、かなりショックを受けている。なんとなく、スマホをいじっているなと思うことはあっても、ここまで頻繁にやりとりしているとは思っていなかったようだ。 「次のデートで、多少進展させるつもりだけど。良いのか? 後悔はしない?」 尚人は、心配そうに聞く。さすがに、友人の妻なので慎重になっているようだ。 「もちろん。たぶん、最後まではいかないと思うし」 恭介は、そうは言いながらも自信なさげだ。 「まぁ、楽しみにしててくれよ」 尚人は、恭介と違ってかなり自信に溢れている。女性経験の多い尚人なので、なんとなく展開が読めるのだと思う。 帰宅すると、結衣は本当にいつもどおりだった。なにもなく一日過ごしていたような顔で、 「お帰りなさい。お疲れ様!」 と、笑顔で出迎える結衣。すでに部屋には良い匂いが充満していて、恭介はお腹が鳴るのを感じた。 「お腹空いたでしょ。座ってて、もう出来るから」 エプロン姿でテキパキと準備をする結衣。エプロンの下は部屋着のショートパンツなので、長い脚がなまめかしい。恭介は、食欲と性欲を刺激されながら、結衣の様子を観察していた。 驚くほど変化がない。一日買い物に行っていたのに、疲れている様子もない。楽しそうに鼻歌交じりで準備を続ける結衣を見て、楽しそうだなと感じていた。同時に、結衣が本当に浮気をしても、尚人から聞かされなければ気がつくことは出来ないだろうなと感じていた。 食事が始まると、結衣はいつもどおりに楽しそうに話をする。恭介が昼に何を食べたのかとか、仕事大変だったとか、たわいもないような会話だ。それでも毎日楽しそうに会話を続ける結衣に、恭介は強い愛情を感じている。 それなのに、結衣は隠し事をしている。その事実に、恭介は脚が震えるような焦燥感を感じていた。そして、就寝時間になると、結衣は尚人に抱きつきながら寝た。セックスを求めるという事はなく、ただ抱きつきながら眠る……付き合っていた頃には良くしていたことだ。 尚人は、背中に結衣の体温を感じながら、幸せと不安を感じていた……。 数日が経ち、 「じゃあ、行ってくるね。夕ご飯、どこかで食べてね」 と、結衣は申し訳なさそうに出かけていった。今日は、尚人とワールドスクエアに行く日だ。結衣は、恭介にウソをついた。大学からの友人の紀子と、アウトレットモールに買い物に行くというウソだ。 恭介は、二日前にその話を聞かされて動揺した。完全にウソをついて、尚人とデートに行く……恭介は、結衣が後ろめたい気持ちになっていると感じた。それは、尚人に対して心が動いているという事だと思った。 まだ寝癖頭の恭介は、気をつけてと言って結衣を送り出した。恭介が想像していたよりも、ずっと早く二人は親密になってしまった。今さら止めることも出来ず、恭介は悶々としている。でも、妄想だけで終わると思っていた寝取られが、現実になるかもしれない……そう思うと、激しく興奮するのを抑えられないようだ。 今頃何をしているのだろう? そんな事を気にしながら、動画配信を見たり読書をする恭介。でも、まるで集中出来ていない。そのまま時間ばかりが過ぎていき、昼が過ぎ、夕方になった。すると、スマホが鳴った。慌てて確認すると、尚人からのメッセージだった。 ”キスはした” そんなメッセージを見て、恭介は固まってしまっている。でも、その股間だけは、別の生き物のように一瞬で大きくなった。恭介は、返事をしようかと迷っていた。でも、結局なにもせずにソファに座って目を閉じた。 セックスをしてしまうのだろうか? 不安で仕方ない。でも、いくらなんでもそれはない……そう思う気持ちもあるようだ。 そして、さすがに一日ほとんど食べていなかったこともあり、恭介は食事に出た。近くのカレー屋に行って、ナンとのセットを頼んだ。ここは、結衣と頻繁に訪れる店だ。インドカレー店とは書いてあるが、フォーやナシゴレンなど、アジアン料理店という感じの店だ。 一人で来ることはほとんどないので、少し落ち着かない気持ちで恭介は食事を始めた。今頃、楽しそうに食事をしているのだろうか? それとも、ホテルに入ってしまっている? 想像しては、不安と興奮を感じている。恭介自身も、自分の感情がよくわからなくなっているようだ。 妄想では何度もイメージしていたことだが、実際に結衣が他の男に恋をしてキスまでしたと知り、恭介は迷いに迷っている。止めて欲しいという気持ちが膨らんでしまっている。 恭介は、あまり味がわからないまま食事を終え、帰宅した。すると、またメッセージが入った。 “ホテルは無理だったけど、口でしてもらった。ドラレコの動画、後で送る” そのメッセージを見て、恭介は生まれて初めて腰が抜けた。ソファにへたり込み、動けなくなっている。口でしたという事は、フェラチオをしたという事なのだろうか? 恭介は、混乱している。普通に考えれば当然そう言う事だ。 恭介は、パニックになっている。でも、ペニスだけは射精してしまいそうな程にいきり立っている。そして、ただひたすら次のメッセージを待ち続けた。すると、ファイル便みたいな形でのメールが届いた。 恭介は、慌ててリンク先に飛んで動画ファイルをダウンロードして再生を始めた。かなり慌てていて、焦っているようだ。動画が始まると、ドライブレコーダーの映像が映った。車の正面が映っている映像だが、アングルを変化させられる動画のようだ。360度カメラのドラレコだ。 恭介が慌てて動画のアングルを車内に替えると、二人が抱き合ってキスをしていた。結衣が、尚人とキスをしている……情熱的に舌を絡め、本気のキスをしている。恭介は、泣きそうな顔で動画を見つめている。 「キス……またしちゃったね」 結衣が、恥ずかしそうに言う。本当にはにかんでいて、顔が真っ赤になっているのまでわかる。 「イヤだった?」 「イヤならしないよ。もっとしたい……」 結衣は、恥ずかしそうに言う。すると、二人はまたキスを始めた。積極的に絡み合う舌を見て、恭介は強い危機感を感じていた。想像していた以上に、キスが本気だったからだ。 「じゃあ、行こうか」 緊張気味の尚人の声。結衣は、黙ってうなずく。そして、車は走り出した。尚人は、スッと手を伸ばして結衣の手を握る。結衣は、無言で手を握り返している。なんとも言えない緊張感のようなものが漂っているようだ。 「時間、平気?」 「大丈夫。遅くなるって言ってある」 「そっか」 二人の様子を見て、恭介は強い危機感を感じている。すると、車が停まった。恭介は、慌ててカメラのアングルを外に向けた。そこは、ラブホテルの駐車場だった。鬼怒川の方のラブホテルなので、かなり古い。造りもいかにもという感じだ。 恭介は、焦った顔でカメラのアングルを車内に戻した。すると、うつむいた結衣が、 「……やっぱり、ごめんなさい」 と、謝り始めた。 「そっか……そうだよね。ゴメン、俺も焦りすぎた」 「ううん。私も、抱いて欲しいって思ったもん」 二人は、そう言って無言になった。長い沈黙が続く。すると、結衣が尚人の股間をまさぐり始めた。 「ど、どうしたの?」 慌てる尚人。 「これくらいしか出来ないけど……」 結衣は申し訳なさそうだ。ホテルまで行くのを同意していながら、土壇場で翻意したことを申し訳ないと思っているようだ。 「いや、良いって! こんなのしなくて平気だよ」 尚人が、かなり慌てている。 「ううん。これくらいしないと、気が済まないもん。本当にゴメンね。男の人って、ここまで来たら収まらないよね?」 そんな風に言いながら、結衣はファスナーに指をかけている。さらに慌ててそれを止める尚人。 「いや、ダメだって、こんな場所だし」 「じゃあ、場所変える? 人来ないところまで移動しようよ」 「本当に気にしないで良いから」 「気にするよ。それに、したいの。してあげたいって思ってる。その……す、好きになったから」 結衣は、耳まで真っ赤になっている。健気な恋する乙女のような態度に、恭介は喉がカラカラになるのを感じていた。好きになったと言った言葉に対して、強いショックを受けたようだ。 「う、うん。じゃあ、とりあえず移動するね」 そう言って、車を走らせる尚人。二人はほとんど無言だ。そして、10分ほど車を走らせると、チェーンを交換するような道路脇の空地に車を停めた。 「本当にゴメンね」 そう言いながら、尚人のファスナーを降ろしていく結衣。少し指先が震えているようだ。尚人は、結局何も言わないで脱がされている。結衣は少し苦労しながらも、尚人のペニスを引き出した。 すでに勃起しているペニスは、やっぱり大きい。皮も完全に剥けていて、張り出したカリ首が逞しい。 「やっぱり強そうだね。いつも、こんな風に剥けてるの? 痛くないの?」 結衣は、無邪気に質問している。これまで見てきたペニスと比べて、違いが気になっているようだ。日本人男性は、仮性包茎が多い。ほとんどがそうだと言ってもいいようだ。尚人のペニスは、勃起していないときからずる剥けだ。そのせいなのか、カリ首が発達している。 「いや、痛くはないかな。昔からこうだし。汚れとかはたまらないから、楽だしね」
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