牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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25-11-05 11:20
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妻の栄子と結婚して3年経ち、彼女も28歳になった。そろそろ子供を作ろうかという話をすることが多くなった。私も30歳になって、仕事もそれなりに出来るようになり、年収も1000万を超えた。 子供を作るには、良いタイミングだと思っている。でも、私には妻に話していない秘密があった。交際期間を含めると、5年も秘密にしていたいことだ。 私には、寝取られ性癖がある。栄子のことを、誰かに抱いてもらいたいと思い続けている。でも、そんな事は言えるはずもなく、ずっと胸に秘めていた。 栄子とセックスをしている時も、そんな想像をしていた。栄子が、他の男に抱かれてあえぐ姿……。でも、あまりリアルに想像が出来ない。 栄子は、私と交際するまでは処女だった。男性と付き合ったのも、私が初めてだった。23歳までそうだったというのは、今どきはかなり珍しいのではないかと思う。 かといって、栄子が不細工と言うことではない。むしろ、凄く美人だと思う。可愛い系ではないが、黙っているだけでフェロモンを出してしまうような、セクシー系の顔立ちだ。 ぷっくりとした唇が、とても色っぽいと思っている。そして、こぼれそうな大きな胸と、少しむちっとしたお尻と太ももは、まさにセックスそのものという感じがするほどセクシーだ。 そんな栄子が、男性と交際経験もなく処女だったというのは、かなり驚いた。見た目の印象で、男性経験が多いんだろうなと思い込んでいた私は、初めてのセックスの時、かなり雑にペニスを挿入してしまった。 まさか初めてとは思っていなかったので、様子を見ることもなく一気に根元まで入れてしまった。栄子は、悲鳴のような声をあげて涙をこぼした……。 あれから5年経ち、結婚もした。とくに倦怠期もなく、今でもラブラブな毎日を送っている。栄子は、落ち着いた大人の女性という見た目に反して、無邪気で子供っぽいところがある。 そんな栄子が、本当に可愛い。それなのに、栄子を他の男に抱かせることばかりを考えてしまう。そればかりか、他の男性に恋をして欲しいと思ってもいる。 身体だけを寝取られるのではなく、心まで寝取ってもらいたい……我ながら、狂ったような願望だと思う。でも、もちろんそんなことは実現するとは思っていなかった。 そんなある日、大学の時の友人にばったりと再会した。彼、敏也とはかなり仲良くしていた。しょっちゅう一緒に遊んでいた。社会人になってばったりと遊ばなくなったが、それは彼が大阪に行ってしまったからだ。 「ビックリしたよ。まさか、オマエにこんなところで出会うなんてな。結婚式以来だよな」 敏也は、懐かしそうに言う。確かに、結婚式以来彼とは会っていなかった。私は、結婚はまだなのかと聞いた。 「うん。まだまだ全然。今は彼女もいないくらいだし」 敏也は、トホホという顔で言う。でも、それは彼が彼女を作らないだけで、彼はめちゃくちゃ女性にモテる。 整った顔立ちは、イケメンと言うよりは美形だ。スタイルも良いし、口もうまい。大学の時は、色々な女性に告白されている場面を見た。 講師や、食堂のパートの人妻、出入りの配送業者の女性にまで告白されていた。そんな彼なので、女性と交際すると言うことに、あまり魅力を感じていないのかもしれない。 「そうそう、俺、またこっちに戻ってくるんだよね。来月から転勤」 敏也は、そんな風に言った。その瞬間、私は色々なアイデアが浮かんでしまった……。とりあえず、こっちに戻ってきたら一緒に食事でもしようと告げた。 「あぁ。よろしくな。嫁さんも、一緒に連れてこいよ」 敏也は、急にそんなことを言った。私は、心の中を読まれたのかと思ってドキッとした。なぜ? と聞くと、 「え? だって、嫁さん置いてきぼりじゃ、可哀想だろ?」 敏也は、そんな事を言う。私は、少しホッとした。でも、敏也は続けて、 「それに、嫁さんべっぴんさんだしな」 と言った。私は、もしかしてうまく行くのではないか? そんなことを思い始めていた。 帰宅して、そのことを栄子に話したら、 「え? 敏也さんって、あのイケメンの?」 と、彼女はしっかりと彼を認識していた。結婚式の時に一度会ったきりなのに、記憶に刻まれているようだ。 「へぇ、良かったね。仲良しだったんでしょ?」 栄子は、笑顔で言う。私は、栄子がなにを考えているのかな? と、色々想像してしまった。一緒に食事に行こうというと、 「え? うん。嬉しいな。でも、邪魔じゃない?」 栄子は、遠慮がちに言う。私は、そんなことはないと答えた。 「うん、じゃあ行こうかな? 楽しみだね」 栄子は、無邪気な笑顔で言った。私は、ドキドキしていた。二人を仲良くさせたい。そんな下心を持っている。もちろん、その先のことは考えていない。 出来れば、セックスをしたり恋に落ちたりして欲しいと思う。でも、男女の仲はそんなに単純ではないことはよくわかっている。 その夜、栄子を抱いた。無性に抱きたくなってしまった。荒々しくキスをする私に、 「どうしたの? 激しいね」 と、栄子は少し戸惑ったように言う。私は、そんなことはないと言いながらキスを続け、大きな胸を揉みしだいた。パジャマ越しでも、柔らかくて張りも感じる。 パジャマを脱がせると、揺れながら胸があらわになる。本当にセクシーで良い身体をしていると思う。乳首を舐め始めると、栄子は恥ずかしそうにと息を漏らす。 栄子は、いつまで経っても恥ずかしがりが治らない。でも、そんな栄子が可愛いと思う。 「あっ、ンッ、ンッ、あっ」 栄子は、なかなか声をあげない。あえぎ声ではなく、吐息を漏らし続ける。乳首はすでに固くしこっていて、快感を感じているのが伝わってくる。 気持ちいい? と聞くと、 「治さん、気持ちいいよ。ねぇ、もう……来て」 と、焦れたように言う。私は、もっと感じさせたいと思いながら乳首を舐め続ける。指で触ったりもしながら、夢中で舐め続けた。 「うぅっ、うぅ〜ッ、あっ、アンッ、うぅ、治さん、気持ちいい」 恥ずかしそうに声を漏らす栄子……。そのままパジャマを脱がして全裸にして行く。恥ずかしそうに内股になる栄子……。ショーツを脱がせていくと、ショーツが湿っているのがわかる。 栄子は、恥ずかしがりなわりにとても敏感だ。すぐに濡れてこんな状態になる。私は、手を伸ばして栄子の秘部を触り始めた。 「あっ、ダ、ダメッ、恥ずかしいよ……」 身体をくねらせるようにする栄子……。でも、私の指先は驚くほど濡れた秘部に触れている。クリトリスを探り当て、触り始めると、 「うぅぅ、あっ、ンッ、アンッ、気持ちいい……ねぇ、もう来て。欲しいの」 と、焦れたように言う。本当に切なげで、焦れきっているのがわかる。 それでも触り続けると、クリトリスがカチカチになってきた。栄子は、あえぎながら私のペニスを握ってくる。 「もう、カチカチだよ。早く……」 焦れた声で言う彼女……。でも、私はもう少し感じてくれないかな? と思っていた。栄子は、セクシーな身体と顔からは違和感があるくらいに恥ずかしがりだ。あえぎ声もいつも我慢してしまう。 なんとかもっと声を出させたい……そんな風に思いながら、クリトリスをまさぐり続けた。でも、気持ちよさそうではあるが、声の大きさはそれほど変化がない。 「治さん、もう……入れて」 栄子は、切なげな声で言う。快感を感じてくれているのは間違いないと思うが、やっぱりもっと感じて欲しいと思ってしまう。 ふと、これが敏也だったらどうなんだろう? と思ってしまった。女性経験が豊富な彼ならば、もっと栄子を感じさせることが出来るのではないか? そんなことを考えてしまう。 「凄く固い……いつもより興奮してる?」 栄子が、私のペニスを握ったまま不思議そうな顔をする。敏也が栄子を感じさせている姿を想像すると、異常なほどの興奮を感じてしまう……。 今まで、想像するだけだった栄子を寝取らせるプレイ。もしかして、可能性が出てきたかも……そう思うと、射精感すら感じるほどに高ぶるのを感じる。 そして、コンドームを装着すると、栄子に挿入した。そろそろ子作りをと話しているが、まだ具体的に実行に移っていない。 今も、自然とコンドームを装着した。栄子に覆い被さってペニスを押し当てると、熱っぽいような目で私を見つめてくる。こんな目で見つめられると、ドキドキしてしまう。 「うぅっ、あぁ、入ってきた……気持ちいい」 栄子は、私を見つめたまま声を漏らす。気持ちよさそうな顔で、私を見つめてくれる。口は半開きになっていて、ぷっくりとした唇がとてもなまめかしい。 私は、痛いほどの締め付けを感じながら腰を振り、夢中でキスをした。柔らかい唇の感触に、とろけそうになってしまう。私は、夢中で腰を振り続ける。いつも、腰を振りながら栄子が寝取られる姿を想像していた。 でも、ぼんやりと抽象的なイメージで想像するので、たいして興奮は大きくならなかった。今日は、敏也のことをイメージしているので、かなり鮮明なイメージだ。 敏也が、栄子を抱いている姿……今までにないくらいにリアルにイメージしてしまっている。すると、自分でもまったく制御できない感じで射精感が盛り上がった。 いつもは射精しそうになると、多少動きを弱めて射精をコントロールする。でも、そんな小細工も出来ないまま、あっけなく射精をしてしまった……。 「フフ、気持ちよかったよ。ありがとう」 栄子は、いつも通りにはにかんだように言う。セックスをした後にありがとうと言われると、なぜか凄く嬉しい。 そして、イチャイチャしながら眠りについた。この日から、セックスの回数は増えた。私が発情したように興奮してしまい、ほとんど毎日のように求める……そんな流れだ。 「どうしたの? 今日もすごく興奮してたね。何かあったの?」 栄子は、嬉しそうな顔で聞いてくる。でも、私は理由の説明なども出来ず、曖昧に微笑んだ。そうこうしているうちに、敏也の引っ越しが終わった。 再会した時、彼は家を探しに来ていたそうだ。一ヶ月前に家を探すなんて、なかなかのタイトスケジュールだったと思う。それくらい、急に転勤は決まったそうだ。 そして、彼が選んだ家は、ウチのすぐ近くだった。私と再会した時には、すでに契約は済ませた後だったそうだ。なので、本当に偶然近くに越してきたという感じだ。 引っ越しを終えた3日後に、早速一緒に食事をした。栄子といつも行く、メキシコ料理のファミレスだ。最初は少し緊張気味だった二人も、すぐに楽しく会話を始めた。 「そうそう、治ともよく行ったんだよね。このお店。懐かしいよ」 「そうなんですか? 私、ここのファヒータが大好きで、いつもトルティーヤお替わりしちゃんです」 「俺も俺も。3回くらいお替わりしちゃう」 「そんなにしたら、具がなくなっちゃうんじゃないですか?」 「そうそう。だから、ソースだけつけて食べるの」 そんな会話をして盛り上がる二人。こうやって見ると、本当に彼はイケメンだ。セクシーな栄子と、けっこうお似合いに見える。私は、この時点ですでに少し不安を感じている。 あっさりと寝取られてしまうのではないか? そんな不安だ……。 話は、私と敏也の昔の話が多くなる。栄子は、興味深そうに話を聞き、 「へぇ、治さんって、合コンとか行ってたんだ」 栄子は、少しイラッとした口調だ。
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